ステップ バイ ステップによる認識(Step-by-Step Recognition)
部品からインポートしたボディのいくつかを認識し、部品を保存し、後でまた同じインポートされたボディからさらにフィーチャーを認識する、ということができます。 また、部分的に認識された部品(インポートされた部品と認識されたフィーチャーを含む)のフィーチャーを認識することもできます。 部分的に認識されたドキュメントを保存することにより、認識の各段階別に保存しておくことができます。 ステップ バイ ステップの認識は、自動およびインタラクティブなフィーチャー認識、またはこれらの方法の組み合わせでサポートされています。

ステップ バイ ステップの認識は、マルチボディ部品や板金フィーチャーをもつ部品で使用できます。
認識前のフィーチャー名は、認識後には保持されません。 例えば、認識前に DHole-50 という名前のついていた穴フィーチャーは、認識後には 穴1 (Hole1)に名前変更されます。
パターン検索(Find Patterns)、フィーチャーの組み合わせ(Combine Features)、再認識(Re-Recognize) のコマンドは、中間ステージ(Intermediate Stage)PropertyManagerの認識フィーチャー(Recognized Features)に表示されているもののみ使用可能です。 これらのコマンドは、以前まで存在していたフィーチャーには適用できません。
インポートされたボディおよび次のフィーチャーのいずれかが部品に含まれる場合、FeatureWorks はそれらのフィーチャーを認識できます:
スケッチ ベンド
面取り(面の面取りを含む)
抜き勾配
ボス押し出しとカット押し出し
フィレット(面フィレットとフルラウンド フィレットを含む)
エッジ フランジ
ヘム フランジ
とめつぎフランジ
穴ウィザードの穴(全てのタイプの全ての規格の穴ウィザード穴)
ベース ロフト
パターン(円形パターン、直線パターン、ミラー、スケッチ駆動パターンを含む)
ボス回転とカット回転
中心線なしでの回転
リブ
シェル
ベース スイープ(ガイド カーブなし)
ボスおよびカットの厚み付け
ステップ バイ ステップ認識を使用してインポートしたボディ フィーチャーを認識するには:
インポートしたボディ フィーチャーをもつ部品を開きます。
フィーチャー認識
(FeatureWorks ツールバー)をクリックするか、 挿入(Insert)、FeatureWorks、フィーチャー認識 (Recognize Features)を選択します。
サポートされていないフィーチャーが存在した場合は FeatureWorks ダイアログボックスにより、プロンプト表示されます。 2つのオプションがあります:
サポートされていないフィーチャーを削除(Delete unsupported features): 最終的なドキュメントからフィーチャーと子フィーチャーを削除します。
サポートされていないフィーチャーを厚み付けフィーチャーとしてマップ(Map unsupported features as thicken features): 最終的な部品のジオメトリを保持し、子フィーチャーを保持します(ボス/カット ロフト、ボス/カット スイープ、従来形ではない穴でのみ使用できます)
FeatureWorks PropertyManager で認識するフィーチャーを選択し、
をクリックします。
インタラクティブ 認識モード(Interactive Recognition Mode)を使用するなら、認識(Recognize)を使用することができます。 FeatureWorks PropertyManager は表示されたままです。 FeatureWorks は認識されたフィーチャーをモデルから削除します。
中間ステージ(Intermediate Stage) PropertyManagerの 認識済みフィーチャー(Recognized Features)の下で、FeatureWorks は選択したフィーチャーのみ認識していることが分かります。
をクリックします。
SolidWorks のFeatureManagerデザインツリーに認識したフィーチャーが表示されます。
ドキュメントを保存します。
今度は、部分的に認識されたインポート ボディに含まれる他のフィーチャーを認識してみます。
SolidWorksのFeatureManagerデザイン ツリーでインポート ボディを右クリックし、FeatureWorks、フィーチャー認識(Recognize Features)を選択します。
PropertyManagerで認識するフィーチャーを選択し、
(Recognize)をクリックします。
FeatureWorksによりフィーチャーが認識され、中間ステージ(Intermediate Stage) PropertyManagerの認識済みフィーチャー(Recognized Features)の下で表示されます。
をクリックします。
ドキュメントを別の名前で保存します。
インポート ボディの残りのフィーチャーの認識を完了します。
認識が完了すると、インポートしたボディは SolidWorks の FeatureManager デザイン ツリーには表示されなくなります。