基本手順 - 配管とチューブ(General Procedure for Pipes and Tubes)
ここでは、配管(pipe)またはチューブ(tube)のルート サブアセンブリを作成する方法を説明します。 (電気ケーブルについては電気ケーブルを作成するための基本手順(General Procedure for Electrical Cables)を参照してください。)
ルートを開始する管継手をメイン アセンブリの構成部品とするか、あるいはルート サブアセンブリの構成部品とするかによって、異なるルート オプションを設定し、ルートを別々の方法で開始する必要があります。
メイン アセンブリが配管ルート サブアセンブリとチューブ ルート サブアセンブリを含むことはできますが、単一ルート サブアセンブリが配管とチューブを含むことはできません。
準備(Preparations )
ツール(Tools)、 アドイン (Add-Ins)をクリックし、SolidWorks Routingを選択します。
ルート サブアセンブリを作成する前に、次を行ってください:
配管アセンブリまたはチューブ アセンブリに必要な部品ドキュメント: これらの部品ドキュメントをルーティング ライブラリに保管します。
接続する構成部品からなるメイン アセンブリ(タンク、ポンプなど): 配管やチューブのパスを指定するために必要なその他の構成部品(例えば、支持ブラケットや回避すべき障害物など)を追加します。 合致関係、寸法、または幾何拘束によって固定構成部品をレイアウト スケッチに配置し、アセンブリを保存します。 (ルート サブアセンブリは、空のメイン アセンブリで作成することもできます。)
次のルート オプション(Routing Option)を選択/選択解除します:
手順(Procedure)
配管ルートまたはチューブ ルートの基礎作成手順は次の通りです:
メイン アセンブリで次のいずれかを実行します:

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次の何れかをクリックすると、デザイン ライブラリ(Design Library)が適切なフォルダで開かれます:
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フランジまたは管継手はメイン アセンブリの構成部品として挿入されます。
フランジまたは管継手でルートを開始する接続点を右クリックし、ルート開始(Start Route)を選択します。 (接続点を表示するには、表示ツールバーのルーティング点の表示
(View Routing Points)をクリックするか、表示(View)、ルーティング点(Routing Points)をクリックします。)

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接続点のない構成部品からルートを開始するには、次の何れかをクリックします。 接続点が作成できるように、PropertyManager が表示されます。
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ルート プロパティPropertyManager のオプションを設定し、
をクリックします。
次の様になります:
3D スケッチが新しいサブアセンブリで開かれます。
新しいルート サブアセンブリが作成され、[Pipe<n> あるいは Tube<n>-<assembly_name>]
として、 FeatureManager デザインツリーに表示されます。
フランジ、または管継手を配置したところから延長されて、配管のスタブ、またはチューブが表示されます。
ルート アセンブリを外部に保存(Save route assembly externally)をルーティング オプション(Routing Options)で選択解除すると、新しいルート サブアセンブリは仮想構成部品として作成されます。
スケッチ ツールバーの直線(Line)
ツールを使用して、ルートのパスをスケッチします。 フレキシブルなチューブのルートを作成する場合は、スケッチ ツールバーのスプライン
(Spline)ツールを使用することができます。 スケッチ平面を切り替えるには、Tabキーを押します。 3Dスケッチにおける作業へのアドバイスは3D 空間での表示(Visualizing the 3D Space)を参照してください。
ルート サブアセンブリの構成部品間には、合致関係やスケッチ拘束は必要ありません。これは、構成部品のサイズおよび位置が 3D スケッチによって定義されるからです。 ルート サブ アセンブリの構成部品は、いずれも永続的に 3D スケッチに拘束されます。 スケッチに変更を加えると、配管、チューブ、管継手が自動的に更新されます。 末端の管継手の合致についての情報は、ルーティング サブアセンブリで合致関係を設定(Mating in Routing Sub-assemblies)を参照してください。
必要に応じて管継手を追加します。
スケッチを終了します。
以下がルート サブアセンブリの FeatureManager デザインツリーに現われます:
構成部品
(Components)フォルダはルートに配置したフランジと管継手を含みます。 ユーザー定義エルボ継手(custom elbow fittings)が必要な場合、スケッチ セグメントがハイライトされ、それぞれの場所で寸法値が表示されます。 代わりの管継手を選択することも、ユーザー定義の管継手を作成することも、また配管またはチューブを曲げることもできます。
ルート部品
(Route Parts)フォルダは仮想構成部品として既存のスケッチに作られた配管、またはチューブを含みます。
既存のルートを編集するには、ルート編集
(Edit Route)(配管ツールバー)またはルート編集
(Edit Route)(フレキシブル チューブ ツールバー)をクリックします。