公差の概要(Tolerancing Overview)
幾何寸法と公差(GD&T)には多くの利点があります。:
設計言語が標準化される。
設計意図が顧客、サプライヤ、製造チームに対して明確、正確なものとなる。
ワーストケースの合致限界を計算できる。
データムを使用することで、製造および検査工程でも流用が可能である。
認証済みの製造用部品からアセンブリを正しく設計できる。
2つの新しいGD&Tベースのアプリケーションが追加されています:
部品に対するDimXpert(DimXpert for Parts)
部品に対する DimXpert - 寸法と公差を部品上に配置する。
TolAnalyst
TolAnalystは、部品やアセンブリに対する寸法と公差の影響を解析する公差解析アプリケーションです。 TolAnalystツールを使用すると、アセンブリに対する「ワーストケース」の累積公差を解析することが出来ます。
最初にDimXpertツールを使用してアセンブリ内の部品や構成部品に寸法と公差を適用し、次にTolAnalystツールを使用してこのデータを累積公差の解析解析に利用します。
TolAnalystは、SolidWorks Office Premiumでのみ利用できます。
従って、有効な公差データを確実に得るために、TolAnalyst はウィザードを使用した4つの手順を実施します:
測定で、2つの DimXpert フィーチャーの間の距離を指定します。
アセンブリシーケンスを作成します。部品をアセンブリする順番に選択して、測定するフィーチャー間に存在する公差を認識します。 この「サブアセンブリ」は「簡略化されたアセンブリ」と呼ばれます。
それぞれの部品に拘束を適用します。 拘束が各部品にどのように配置されるか、あるいは簡略化されたアセンブリの中に合致されるか定義します。
解析結果を評価します。