アセンブリ階層構造編集の影響（Effects of Assembly Structure Editing）

サブアセンブリを解体したり、いずれかのレベルで構成部品を再構成したりすると、選択した構成部品を参照する合致関係およびフィーチャーが影響を受けます。したがって、複雑なアセンブリを設計する場合は、これらのアイテムに対する影響を最小にするために、階層的なグループ化に関する決定を早い段階で行うことが必要です。

• 合致関係は最下位の共通親の合致フォルダに移動します。

  例えば、P1 と P2 の間に合致関係があり、入れ子になったサブアセンブリ S3 の合致フォルダに属しているとします。 P1 を 1 つ上のレベル (S1) へ移動すると、この合致関係は同じ枝上の最下位の共通親である S1 の合致フォルダに移動します。 P1 を S2 (別の枝) に移動すると、合致関係はトップレベル アセンブリ A の合致フォルダに移動します。A が唯一の共通親だからです。 S3 を解体すると、合致関係はサブアセンブリ S1の合致フォルダに移動します。

• 構成部品パターンには次のような固有の制限があります。

• • パターンの元になる構成部品を別のアセンブリに移動すると、パターン フィーチャーとパターンによって生成されたすべてのインスタンスが削除されます。

  • 構成部品パターンを持つサブアセンブリを解体すると、パターン フィーチャーおよびパターン インスタンスは削除されます。元になる構成部品は、次に上位のレベルでアセンブリの構成部品になります。

  • パターンによって生成された個々のインスタンスを移動することはできません。

• アセンブリ フィーチャーのカットおよび穴は削除されます。

• 関係式は、解決できない場合があります。これは、多くの場合、アセンブリを再構成または解体すると、構成部品のインスタンス番号サフィックス <n> が変わるためです。この番号が自動的に変更されるのは、指定アセンブリの既存の構成部品と重複しないようにするためです。

• 再構成された構成部品は、これが表示された分解ステップから削除されます。

• サブアセンブリのルーティングは、ある特別な規則に従います。詳細については、SolidWorks Routing ヘルプ を参照してください。