時間カーブ(Time Curve)
時間カーブ ダイアログ ボックスでは、時間カーブを定義またはインポートして、非線形解析と非定常熱伝導解析のスタディの温度に関連する値を定義することができます。X と Y のペアを定義するか、テキスト ファイルから読み込んでください。時間カーブの Y 値は、関連する量に対する乗数です。たとえば、時間カーブ A に関連付けられた 200 psi の圧力は、カーブ B に示す力を指定します。どの瞬間( t )においても、プログラムによって適用される圧力の値は、指定した圧力の大きさに、その時間におけるカーブ A の Y 値をかけた値になります。最大で5000点を定義することができます。

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カーブ A - 時間カーブ
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カーブ B - 実際の圧力
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非定常熱伝導解析では、温度、対流、熱流束、熱量、輻射の時間による変化を指定します。 時間カーブは特定のスタディにおいて指定することもできますし、カーブをライブラリに保存して、他のドキュメントで使用することもできます。
時間カーブを定義するには:
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非定常熱伝導解析または非線形解析のスタディの荷重/拘束の PropertyManager で、時刻歴による遷移状況(Variation with time)の下で、以下のいずれかを実行します。
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荷重に対する時間のデフォルト線形カーブを使用するには、線形(Linear)をクリックします。このオプションを選択した場合、手順 7 に進みます。
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荷重に対する時間にユーザー定義のカーブを使用するには、カーブ(Curve)をクリックします。このオプションを選択した場合、次の手順に進みます。
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時間カーブ ダイアログ ボックスで:
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カーブ情報(Curve information)ボックスで、以下の手順を実行します。
X-Y 列には、選択した形状に基づいてデフォルト値が表示されます。必要に応じてセルの値を変更してください。新規の行を追加するには、点(Points)列の任意のセルをダブルクリックします。選択されている行を削除するには、選択部分を右クリックし、削除(Delete)を選択します。
ファイル名には、自動的に .cwcur という拡張子が追加されます。保存したカーブは、他のドキュメントでも使用できるようになります。
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PropertyManagerで、指定した荷重/拘束の実際の値を表示するには、時刻歴による遷移状況(Variation with time)の下にある表示(View)をクリックします。
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グラフのウィンドウを閉じます。
非線形スタディでは、荷重または拘束の時間カーブを定義していない場合、プログラムではデフォルトの線形時間カーブが使用されます。
既存のライブラリからカーブを使用するには:
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非定常熱伝導解析または非線形のスタディの荷重/拘束 PropertyManager で、時刻歴による遷移状況(Variation with time)のカーブ(Curve)をクリックして、編集(Edit)をクリックします。
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時間カーブ(Time curve)ダイアログ ボックスでカーブ インポート(Get Curve)をクリックします。
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関数カーブ(Function Curves)ダイアログボックスで:
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材料ライブラリ ファイル(*.cwcur)を選択します。既存のカーブ データは時間カーブ(Time Curve)に表示されます。
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カーブ ライブラリ(Curve Library)から、希望の時間カーブを選択します。
カーブ データがダイアログ ボックスに表示されます。
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必要な場合、カーブ データを変更します。
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OK をクリックします。
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時間カーブ ダイアログ ボックスで OK をクリックします。