超弾性 Mooney - Rivlin モデル
Mooney-Rivlin 歪みエネルギー密度関数は、次のように表されます。

I、II、IIIは、右Cauchy-Green変形テンソルの不変式で主伸張率の観点から表現できます。A、B、C、D、E、Fは、Mooney材料定数です。

材料が非圧縮性に近づくにつれ、第 3 の不変式、III が 1 に近くなりますが、Y は無限に近づくことに注意してください。したがって、0.5 に近いポアソン比の値では、w1にある最終項がバインドされたままとなり、解を取得できます。
Mooney-Rivlin 材料モデルは、固定要素および厚肉シェルを使用できます。Mooney-Rivlinモデルの材料特性は、材料(Material)ダイアログボックスに入力します。 Mooney-Rivlin 定数を6つまで入力できます:Mooney_A、Mooney_B、Mooney_C、Mooney_D、Mooney_E、Mooney_F。
Mooney-Rivin 定数は、材料ダイアログ ボックスで材料定数の計算にカーブ データを使用オプションを選択すると自動的に計算されます。定数は、スタディに対するアクティブな結果フォルダに拡張子.log を用いたテキスト ファイルで保存されます。
注記
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NR(ニュートン・ラプソン法)反復法を使用してください。
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ポアソン比は、0.5より小さく、0.48以上が適切とされています。変位-圧力方程式を使用している場合、ポアソン比は0.499から0.4999までの範囲内であることが推奨されます。
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通常、ゴムのような材料は低い荷重でも急速に変形するため、初期荷重速度を遅く設定する必要があります。
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ゴムのような材料を扱う場合は非線状動作の問題があるため、急激な荷重増加はほとんどの場合、不安定な数値(剛性の負の対角項)あるいは平衡反復中の逸脱を引き起こします。このような場合は、自動アダプティブステップアルゴリズム(automatic-adaptive stepping algorithm)を使用できます。
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様々な荷重比で負の対角項が繰り返し発生した時には、荷重制御よりも変位制御あるいは弧長の制御の方が効果的な場合もあるかもしれません。
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厚肉理論を使用するシェル要素では非圧縮性により有界でない項を生じないため、解析は簡素化されます。方程式は、完全な非圧縮性(0.5 のポアソン比)を仮定して導き出されるため、NUXY は無視されます。
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定数 A および B は、(A+B) > 0 となるように定義する必要があります。A および B 定数の値を決定する方法の詳細に関しては、 の方法を参照してください。
超弾性モデルを定義するには...