超弾性 Ogden モデル(Hyperelastic Ogden Model)
Ogdenひずみエネルギー密度関数は、次のように定義されます。

ここで、l
iは主伸張、a
i、m
iは材料定数、そしてNは関数に含まれる項数です。この関数は、ゴムのような材料の大きな変形範囲を記述する最も優れた関数の1つであると考えられています。Ogden モデルの方程式で使用されるペナルティ関数は、Mooney-Rivlin モデルと同じ形式です。実際に使用されるひずみエネルギー関数は、Ogden関数を修正したものです:

ここで、J は変形体積から変形前体積の比率、N は関数に含まれる項数、G(J)=J2 - 1、そして

3項(修正されたOgden)モデルが一般に使用されています。プログラムでは4項モデル(N=4)までを使用できます。
上記の材料定数に加えて、ポアソン比も必要とされます。多くの場合、ポアソン比を 0.49 から 0.499 に定義することにより満足のいく結果を得ることができます。加えて、かなりの容量ひずみを伴わない限りポアソン比の増加は数値的な結果に著しく影響しません。ポアソン比が 0.5 に極端に近づいた場合、剛性マトリックスの負数対角項のため、あるいは収束されないため、解析終了の原因となることがあります。
Ogden モデルの材料特性は、材料(Material)ダイアログボックスで入力されます。必要な数量は、次のとおりです:
-
ALPH1、ALPH2、ALPH3、ALPH4
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MU1、MU2、MU3、MU4
-
NUXY
Ogdenモデル定数は、材料(Material) ダイアログボックスで材料定数の計算にカーブデータを使用(Use curve data to compute material constants)オプションを選択すると自動的に計算されます。定数は、スタディに対するアクティブな結果フォルダに拡張子.log を用いたテキスト ファイルで保存されます。
Ogden モデルは、固体および厚肉シェル要素で使用できます。
超弾性モデルを定義するには...