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固有値解析の実行

固有値解析を実行するには:

  1. 固有値解析スタディを作成します。Simulation スタディ ツリーで、トップにあるアイコンを右クリックしてプロパティ(Properties)を選択します。スタディのプロパティ(Properties)を定義して固有振動数を設定します。デフォルトでは、プログラムは、最小の 5 つのモードを計算します。プログラムは、剛体モードを検出すると、それらを最初にリストします。この場合、プログラムに非剛体モードを計算させるには、モードの数を増やす必要があります。

  2. それぞれの固体、シェル、梁に対して材料(material)を定義します。固体、シェル、梁に材料を定義するには、Simulation スタディ ツリー で対応するアイコンを右クリックし設定/編集 材料特性(Apply/Edit Material)を選択します。材料プロパティには質量密度が必要なことに注意してください。

  3. 該当する場合は、適切な拘束条件を定義します。FFEPlus ソルバおよび直接スパース ソルバのどちらも、拘束されないモデルまたは適切にサポートされていないモデルに対して、剛体モードを自動的に検出します。剛体モードは、検出された場合、必要なモード次数の中にカウントされます。たとえば、サポートされていない固体モデルに対する最初の 5 つの弾性モードに関心がある場合は、必要なモードを 11 に設定する必要があります。6 つは剛体モード用で、5 つは弾性モード用です。

    直接スパース ソルバを使用する場合は、モデルを安定させるための拘束条件を設定するか、 モデルを安定化させるためにソフトスプリングを使用 オプションを使用する必要があります。ただし、拘束条件を不適切に適用すると、モデルが過剰に固くなり、弾性モードに悪影響がある場合があります。

    剛性マトリックスの特異点のために固有値解析を実行できない場合は、周波数シフト オプションを使用して特異性の問題を解決します。シフトの値を、ゼロから、直接スパース ソルバが要求された周波数を正常に計算できるまで、段階的に増やします。

    周波数シフトの値を高くすると、直接スパース ソルバは、要求された数の周波数をシフト値を中心にして選択的に計算します。したがって、関心にない低範囲の周波数 (剛体モードを含む) の計算を避けて、計算時間を節約できます。

  4. 必要に応じて荷重を定義します。荷重の設定は必要ありませんが、設定された場合は使用されます。定義された荷重を持つ固有値の問題を解決するには、直接スパース(Direct Sparse)ソルバが必要です。スタディ アイコンを右クリックすると、熱伝導荷重と流体荷重を定義できます。プロパティ(Properties)を選択し、流れ/熱効果(Flow/Thermal Effects)タブをクリックします。

    アセンブリおよびマルチボディ部品については、適切な接触設定の定義を忘れてはいけません。自由、ボンド以外の接触条件は固有値解析スタディでは使用できません。

  5. モデルのメッシュを作成して、スタディを実行します。スタディを実行する前には、 結果オプション (Result Options)により全モード形状に対するプロットの自動生成を指示することが可能です。

    メッシュ作成前にスタディを実行しようとすると、その実行前にメッシュ作成が自動で行われます。スタディの実行は、メッシュ作成終了後、解析を実行(Run analysis after meshing)(メッシュ PropertyManager)をチェックすることによっても行えます。

  6. 結果表示:

  • 結果フォルダーにあるアイコンのダブルクリックにより関連するプロットを表示します。

  • 結果 フォルダを右クリックして固有振動数表示を選択することにより、すべての剛体モードに加えて指定した数の固有振動数を一覧します。

  • 結果(Results)フォルダーを右クリックし質量寄与率(List Mass Participation)を選択することにより、計算されたモードの質量寄与を一覧します。

  • 新しい変位プロットを定義するには、結果フォルダを右クリックし変位図プロット定義を選択します。

  • 新しい変形プロットを定義するには、結果フォルダを右クリックし変形図プロット定義を選択します。

  • アクティブ プロットのアニメーションを作成するには、そのアイコンを右クリックし、アニメーションを選択します。

  • レポートを生成するには、レポート(Report)フォルダーを右クリックし定義(Define)を選択します。

解析結果の詳細オプションについてはここを参照してください。

結果フォルダーのないスタディを実行すると、ソフトウェアによってフォルダーが作成され、スタディ タイプの結果オプション(Result Options)の指定に沿ってプロットされます。結果フォルダーが既にある場合は、ソフトウェアは既存のプロットを更新します。

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