BISTOP(x,x',x1,x2,k,e,cmax,d) 関数は隙間要素をモデル化します。bistop 関数は、2つの壁の間で跳ね返るボール、あるいはスロット内を動くスライダ等、ギャップ内部の構成部品のモーションに対する力を計算するのに使用します。
フォーマット
BISTOP(x,x',x1,x2,k,e,cmax,d)
引数
- x
- 独立変数です。力の計算の場合、変位結果を定義してx引数を指定します。
- x'
- 独立変数の微分係数です。力の計算の場合、速度結果を定義してx'引数を指定します。
- x1
- 独立変数の下限です。
力の計算の場合、x < x1の場合力は正となります。
- x2
- 独立変数の上限で、x1より大きくなります。
力の計算の場合、x > x2の場合力は負となります。
- k
- 非負値です。力の計算の場合、k は境界サーフェスの相互作用の剛性です。
- e
- 正の値です。力の計算の場合、eは力変形特性の指数です。漸硬型ばねの場合e > 1.0を入力します。漸軟型ばねの場合0 < e < 1.0を入力します。
- cmax
- 非負値の変数です。力の計算の場合、 cmax が最大減衰です。
- d
- 正の実変数です。力の計算の場合、d はcmax が適用される境界線のくい込みです。
関数定義
BISTOP(x,x',x1,x2,k,e,cmax,d) =
max(k*(x1-x)e-STEP(x,x1-d,cmax,x1,0)*x',0)
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x < x1
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0
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x1 ≤ x ≤ x2
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min(-k*(x-x2)e-STEP(x,x2,0,x2+d,cmax)*x',0)
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x > x2
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