配管とチューブの部品は配管またはチューブのジオメトリおよび属性を定義します。
配管部品には各サイズおよび仕様のコンフィギュレーションがあります。配管部品を作成する必要がある場合、既存の部品を新しい名前でライブラリ フォルダにコピーし、設計テーブルを編集し、必要なコンフィギュレーションおよび値を追加します。
配管またはチューブのルートを作成する場合、ルート プロパティ PropertyManager（Route Properties PropertyManager）を使用して使用する配管またはチューブの名前およびコンフィギュレーションを選択します。
配管の長さは、ルート セグメント上の配管に合わせた配管ルートを作成するときに変更します。
エルボ
エルボは配管と一緒に使用されます。エルボ構成部品には、使用するエルボの各サイズとコンフィギュレーションが含まれている必要があります。1 つの構成部品にあらゆるサイズ、角度、および径のエルボを含めたり、エルボを複数の径、クラス、サイズ範囲のために複数のライブラリ ファイルに分けたりできます。不要になったエルボからコンフィギュレーションを削除する必要があります。いくつかの小規模なエルボ構成部品によって、1 つの大規模な構成部品よりも高いパフォーマンスが得られますが、代替えエルボを使用することが必要となる可能性があります。
独自のエルボ構成部品を作成するには、SolidWorks で使用できるサンプル構成部品をコピーし、新しい名前を割り当て、要件に合わせて設計テーブルを変更します。
場合によっては、ルート構成部品を最初から作成しなければならないこともあります。Routing Library Manager を使用してこれらの構成部品を作成します。
エルボの自動追加
エルボを配管に自動的に追加することができます。配管のルート プロパティで、配管に使用するデフォルトのエルボを指定します。配管のモデリング時に、配管を直線として設計します。直線が交差すると、Routing アプリケーションによってフィレットが作成されます。フィレットの半径は、デフォルトのエルボの半径に合わせて寸法が設定されます。ルートが完成すると、このような各フィレットでエルボが自動的に作成されます。また、エルボを既存の配管直線の端部にドラッグ&ドロップして必要な曲げを作成するか、または代替えエルボ（alternate elbows）ダイアログ ボックスを使用すると、複数のエルボを作成できます。
エルボ コンフィギュレーションの自動選択
エルボ構成部品には複数のタイプやサイズを含めることができます。例えば、1 つの構成部品に 45 度、90 度、短い半径および長い半径のエルボを含めることができます。フィレットのジオメトリに基づき、Routing アプリケーションによって適切なエルボが自動的に選択されます。
ユーザー定義エルボ
また、(たとえば、67 度の曲げが必要な) ユーザー定義エルボを作成することもできます。ベンド - エルボ PropertyManager で [ユーザー定義エルボ] オプションを選択します。また、ルート プロパティ PropertyManager で [ルート仕様] を指定して、必要な規格のエルボをルートに割り当てることもできます。