複合シェルの応力解析(Stress Analysis for Composite Shells)
各層の下面、または上面の応力(Stress on bottom or top face of each ply)
変位とひずみフィールドは複合の厚さを通して連続します。しかしながら、一般的に応力フィールドは層を横切る異なる材料特性と配向性のため不連続です。純曲げ下での厚み方向のひずみと応力変位の典型例を示します。2つの異なる層の境界で、応力が急変します。

各層の応力を上面と下面で、別々にプロットできます。
全層を横切る最大応力(Maximum Stress across all plies)
すべての層にわたり、指定構成部品(エンベロープ プロット)の最大応力をプロットできます。(上面と下面を含んだ)すべての層にわたる各ノードの最大応力がプロットされます。
材料の方向に沿う応力(Stress along material directions)
層方向
(ply orientation direction)に沿う各層の応力、または、各層の(面上を)横切る方向の応力をプロットできます。
層間せん断応力(Interlaminar Shear Stress)
非複合モデルで利用可能な応力成分を別として、異なる2層の間の接合部の層間せん断応力をプロットできます。層間せん断応力は、複合材の異なる層にわたり、弾性特性と層角度のミスマッチにより生じます。高い層間せん断応は、複合ではく離(隣接する層のインタフェースでの分解)を引き起こします。はく離は、最終的に「積層」複合材の寿命を制限します。
層間せん断応力はローカル座標系でプロットされます。シェルの各面のローカル座標系について詳細を見るには、層角度(ply angle)をご覧ください。
関連トピック
応力図プロット