最大 Von-Mises 応力判定基準
最大 von Mises 応力判定基準は、せん断エネルギー説または最大せん断エネルギー説として知られる von Mises-Hencky 理論に基づいています。
主応力 s 1、s 2 および s 3 に対して、von Mises 応力は次のように定義されます。
s
vonMises
bsp;= {[(s
1 - s
2)2 + (s
2 - s
3)2 + (s
1 - s
3)2]/2}(1/2)
理論的には、延性材料は von Mises が限界応力に達した時に降伏し始めます。一般的に降伏強さが限界応力に使用されます。しかし、ソフトウェアでは独自に限界応力値や引張り限界値を決定することができます。
svonMises ≥ slimit
降伏強さは温度に依存します。降伏強さで指定される値は、部品の温度を考慮しなくてはなりません。ある位置での安全率は以下の式から計算されます。
安全率(FOS)=
s
limit
/
s
vonMises
純せん断条件
純せん断条件 t の場合、von Mises 応力は以下のように表されます:
svonMises = (3)1/2 t
せん断条件には以下の式が成り立ちます:
tmax = 0.577 syield
関連トピック
安全率のチェックを実行(Performing factor of safety check)