シミュレーションの実行を、ローカル ネットワーク ドメインに接続されている別のコンピュータに、オフロードできます。 オフロード Simulation によって、並行タスクを実行しているコーディネータ コンピュータでは SOLIDWORKS の作業を続けることができます。
SOLIDWORKS 2021 は、SOLIDWORKS Simulation 製品のオフロード Simulation 機能をサポートする最後のリリースです。
SOLIDWORKS Simulation Premium ライセンス、および静解析スタディと非線形スタディで使用可能です。
オフロード Simulation では、シミュレーション プロセスの関係式解析の部分が、同じネットワーク ドメイン上で接続されたワーカー エージェント コンピュータに分散されます。
オフロード Simulation には、次のものが必要です。
- SOLIDWORKS Simulation Premium を実行していてコーディネータとして動作するコンピュータ。
- SOLIDWORKS Simulation Worker Agent がインストールされていて、ワーカー エージェントとして動作するコンピュータ。
- コーディネータとワーカー エージェント間のネットワーク接続。
静解析シミュレーション スタディまたは非線形シミュレーション スタディをコーディネータに作成します。 シミュレーション関係式を解くタスクは、ワーカー エージェントが実行します。 解析中の接触検出は、ワーカー エージェント コンピュータとコーディネータ コンピュータの両方が実行します。
ワーカー エージェントがシミュレーションを処理しているときは、コーディネータ コンピュータの SOLIDWORKS で作業を続けることができます。 シミュレーション結果は、コーディネータ コンピュータで確認して後処理します。
SOLIDWORKS と SOLIDWORKS Simulation Premium のライセンスは、コーディネータ コンピュータのみで必要です。