SOLIDWORKS の各種バージョンへのアクセスの管理

SolidNetWork 環境で特定のバージョンの SOLIDWORKS を使用しないように制限できます。 この機能を使用して、さまざまなユーザー、プロジェクト、部門で使用される SOLIDWORKS のバージョンを管理できます。

1. SolidNetWork License Managerインストレーション ディレクトリで次のテキスト ファイルを作成します。
   SolidNetWork_License_Manager_install_dir\Licenses\sw_d.opt
2. ライセンス ファイルで特定の SOLIDWORKS バージョンに対するアクセスを管理するには、次の構文を SOLIDWORKS に追加します:

   :SWVERSION=xx

   xx は、管理する SOLIDWORKS 製品のバージョンを示します

3. 複数のバージョンの SOLIDWORKS を管理するには、管理するバージョンごとに行を追加します。

   すべての FLEXnet オプションがサポートされているわけではありません。 サポートされるバージョン フィルタのオプションは次のとおりです:

   INCLUDE	ユーザーまたはグループのみが、特定のバージョンを開始できます。 その他のすべてのユーザーは、このバージョンを開始できません。
   INCLUDE_BORROW	ユーザーまたはグループのみが、特定のバージョンを借用できます。 その他のすべてのユーザーは、このバージョンを借用できません。
   EXCLUDE	リストにあるユーザーまたはグループが特定のバージョンの SOLIDWORKS を開始することを禁止します。 EXCLUDE は INCLUDE よりも優先されます。
   EXCLUDE_BORROW	リストにあるユーザーまたはグループが特定のバージョンの SOLIDWORKS を借用することを禁止します。 EXCLUDE は INCLUDE よりも優先されます。

   例：

   1	SWVERSION=26.0 は SOLIDWORKS 2018 を表します
   	SWVERSION=25.0 は SOLIDWORKS 2017 を表します
   2	INCLUDE solidworks:SWVERSION=26.0 USER jane
   	INCLUDE_BORROW solidworks:SWVERSION=26.0 USER jane
   	オプション ファイル内のこれらの行で、jane のみが SOLIDWORKS 2018 の実行または借用が可能です。その他のすべてのユーザーは SOLIDWORKS 2018 の実行も借用もできませんが、他のバージョンの SOLIDWORKS の実行と借用ができます。jane も他のバージョンの SOLIDWORKS の実行と借用ができます。
   3	GROUP chicago USER john robert eva
   	EXCLUDE solidworks:SWVERSION=26.0 GROUP chicago
   	EXCLUDE solidworks:SWVERSION=25.0 GROUP chicago
   	EXCLUDE solidworks USER don
   	これらの行は、chicago というユーザーの GROUP を定義します。このグループは SOLIDWORKS 2018 と SOLIDWORKS 2017 の両方へのアクセスは拒否されますが、他のすべてのバージョンの SOLIDWORKS は実行できます。 ユーザー don はどのバージョンの SOLIDWORKS も実行できません。
   4	EXCLUDE swinspection_std:SWVERSION=26.0 HOST machine1
   	この行により、machine1 のすべてのユーザーが SOLIDWORKS Inspection 2018 を起動することを禁止します。

   FLEXnet の詳細については、SolidNetwork License Manager インストレーション ディレクトリにある FLEXnet Publisher License Administration Guide（\Docs\flexuser\licensingenduserguide.pdf）を参照してください。