局所傾向グラフ PropertyManager(Local Trend Graph PropertyManager)

局所傾向グラフ(Local Trend Graph) PropertyManager では、目的または制約(従属変数)と特定の設計変数(独立変数)との関係がわかります。

局所傾向グラフ(Local Trend Graph)PropertyManager を表示するには:

デザイン スタディ(Design Study)タブの左のフレームから、結果とグラフ(Results and Graphs) を右クリックし、局所傾向グラフ定義(Define Local Trend Graph)をクリックします。

次の表に、最適化とデザイン スタディにおける局所傾向グラフの可用性をまとめます。
変数の種類 最適化解析(Optimization)スタディ デザイン スタディ(Design Studies)
  • 範囲内の連続する変数
  • 結果品質 = 高品質(High quality)
局所傾向グラフは使用可能 NA
  • 範囲内の連続する変数
  • 結果の品質 =ファスト結果(Fast results)
局所傾向グラフは使用可能 NA
  • 不連続変数
  • 結果品質 = 高品質(High quality)
NA NA
  • 不連続変数
  • 結果の品質 =ファスト結果(Fast Results)
局所傾向グラフは使用可能 局所傾向グラフは使用可能
  • 範囲内の不連続変数と連続変数の組み合わせ
  • 結果品質 = 高品質(High quality)
局所傾向グラフは使用可能 NA
  • 範囲内の不連続変数と連続変数の組み合わせ
  • 結果の品質 =ファスト結果(Fast Results)
局所傾向グラフは使用可能 NA

局所傾向グラフは、独立設計変数の許容範囲内の目的または制約(従属変数)の値の変化についての洞察を提供します。

設計変数の独立値が、選択したイテレーションに対してプロットされます。 独立変数は許容範囲内で変化するため、グラフには従属変数(目的または目標)の傾向が表示されます。

上りの凹形曲線は、選択された変数の近傍の値について、制約または目的の値が増加しており、変化率も増加していることを示します。 これは、設計変数と制約または目的との間の強い相関関係を示している可能性があります。 下りの凹形グラフは下降傾向を示しますが、相関の強さについても洞察を提供してくれます。 平らな水平線は、変数値の変化と制約値または目的値との間に相関関係がないことを示している可能性があります。

局所傾向グラフには、各反復計算での従属設計変数の値は表示されません。

設計変数(X-軸)(Design Variables (X-Axis))

X 軸に沿ってプロットする設計変数を 1 つ選択します。 値の範囲は、選択したイテレーションに依存します。

Y-軸

目的関数 Y 軸上にプロットする設計目的(または目標)を選択します。
拘束 Y 軸上にプロットする制約を 1 つ選択します。
正規化 目的/制約変数値を、初期シナリオからの初期値と対比した比率をプロットします。
次の局所傾向 設計変数の値の許容範囲は、選択したイテレーションに依存します。