軸対称(Axisymmetric)

ジオメトリ、材料特性、荷重、拘束、接触条件が軸に対して回転対称であるとき、軸対称を使用します。 回転軸の任意の断面をモデル化することができます。 複数のボディを使用する場合、それらは同じ軸について対称でなければなりません。

2D 断面の直交異方性材料特性を定義するとき、X,Y,Z 方向は円筒座標系を表します。 材料特性は円周方向に沿って同じです。

図はOリングが上板によって溝に圧入されることを示します。

黄色の2D 断面を作成し、上板の外部エッジとOリング、溝の間に接触条件を定義することができます。 次に上板のエッジに荷重を適用し、下板を拘束することができます。

断面平面上で、X、Y、Z 方向をそれぞれ、r、y、θ として示す場合、次の簡略化がシミュレーション結果に適用されます。

変位 uθ = 0, ここで uθ は円周方向に沿った変位です。
応力(Stress) Y 軸に対する対称を保持するために、τ = 0 と τθy = 0, ここで τ はせん断応力成分を表します。
ひずみ(Strain) Y 軸に対する対称を保持するために、 γ = 0 と γθy = 0, ここで γ はせん断ひずみ成分を表します。
軸対称オプションを使用したスタディで、応力結果の方向性を伴う成分を表示するとき、応力は対称軸で定義された円筒座標系に関して計算されます。
  • SX: 垂直応力成分は半径方向応力です。
  • SY: 垂直応力成分は接線方向応力です。
  • SZ: 垂直応力成分は軸応力です。