ピン結合(Pin Connectors)

ピン結合を使用すると、実際のピン ジオメトリをモデル化せずに、アセンブリ内のピンの動作をシミュレーションできます。

アセンブリは、ピン、ボルト、ねじ、スプリングでお互いに接続された複数の部品で成り立っています。 ピンを持つアセンブリの例は、ラップトップ、はさみ、リフト、ペンチ、アクチュエータを含みます。 このようなアセンブリをシミュレートするには、従来は各ピン ジオメトリを作成し、ピンとそれらの接触面の間に接触条件を適用する必要がありました。 これは計算コストのかかるアプローチです。

ピン自体の応力分布ではなく、隣接する部品上のピンの影響を確認することが必要なアプリケーションでは、ピン結合を使用してピンの動作をシミュレートします。

複数の同軸円筒面またはシェル エッジ(最大 10 個選択)に添付されている 1 つのピン結合を定義できます。

ピン結合(Connector-Pin)PropertyManager で、円筒面/エッジ(Cylindrical Faces/Edges) に、ピンに添付されているすべての同軸円筒面(またはエッジ)を選択します(最大 10 個)。 選択した円筒面または円形エッジは、1 つまたは複数のボディに属することが可能です。

ピン結合をいつ使用しますか(When to Use Pin Connectors)

ヒンジとして機能する 1 つのピン結合を定義して、3 つのプレートを接続します。
ピン結合を定義し、互いに回転する 2 つの円筒面を接続します。 円筒面がピンに対して回転することを許可し、それらがお互いに関して軸方向に動くのを防ぎます。
ヒンジ プレートの 6 つのシリンダを接続する 1 つのピン結合を定義します。
ピンを定義して、 2 つの回転パーツを接続します。 1 つのピン結合が 4 つの円筒面に添付されます。