プラスマイナス公差について(About Plus and Minus Tolerancing)

プラスマイナス公差スキーム(幾何公差を含まない)だけを使うと、部品が完全拘束されないケースがあります。最も一般的なケースは、共通の中心線や軸上にフィーチャーを作成するときです。これはフィーチャー間の距離がゼロであることを意味します。

例(Examples)

この部品では、直径 12.3 と直径 50 の同軸度をコントロールしている寸法がなく、また直径 12.3 の穴と幅 8.5 の切欠の間に鉛直方向の位置度をコントロールしている寸法、または公差がありません。 この部品では、3つの直径の同心度公差をコントロールしている寸法あるいは公差がありません。
公差のステータス表示 (Show Tolerance Status)をクリックすると、いくつかのフィーチャーは未定義(黄色)で表示されます。
これらの公差スキームを適用すると、すべてのフィーチャーは完全拘束になります。