参照エンティティは、アセンブリを開いたり、角度合致の寸法をドラッグしたり、コンフィギュレーションを切り替えたりする際に、角度合致が予期せず反転するのを防ぐのに役立ちます。
参照エンティティ(Reference Entities)
参照エンティティは、角度合致の回転軸を定義します。 参照エンティティがない場合、角度合致の解が 2 つ存在することになるため、予期しない反転や、意図しない合致動作をもたらすことがあります。
参照エンティティを追加することで、角度合致の予期せぬ動作を回避できます。 他の合致を変更しないかぎり、角度はそのまま維持されます。
参照エンティティを自動フィル
参照エンティティを選択する最善の方法は、参照エンティティを自動フィル (Auto Fill Reference Entity)です。 SOLIDWORKS ソフトウェアは、2 つの角度合致エンティティに対して垂直になるよう拘束された参照エンティティを自動的に検索して選択します。
参照エンティティを自動的に検出するには
- 合致 PropertyManager で、参照エンティティを自動フィル (Auto Fill Reference Entity)
をクリックします。
参照エンティティを拘束している合致を削除または変更すると、角度合致が予期せずに失敗または反転する場合があります。
他の合致を修正した後に参照エンティティが無効になった場合は、FeatureManager デザイン ツリーで合致を右クリックし、フィーチャー編集 (Edit Feature)
をクリックします。 PropertyManager で、参照エンティティ (Reference Entity) を選択解除し、参照エンティティを自動フィル (Auto Fill Reference Entity) を再度クリックします。
参照エンティティの自動フィルに失敗した場合
参照エンティティを自動フィル (Auto Fill Reference Entity) に失敗した場合、有効な参照エンティティはありません。 有効な参照エンティティを作るには、合致を追加して、2 つの角度合致構成部品間の整列を定義します。 構成部品は、一致合致、同心円合致、平行合致、または距離合致を使用して拘束できます。 構成部品が完全に整列すると、垂直な参照エンティティが検出されます。
寸法セレクター
角度合致に参照エンティティを追加する際には、寸法セレクターを使用して合致寸法の配置場所を選択できます。 ユーザーの選択に基づいて、合致 PropertyManager では
寸法反転 (Flip Dimension) と
合致の整列状態 (Mate alignment) の選択が自動的に更新されます。