仮想現実

仮想現実(VR)では、1:1 のスケールでモデルを探索できます。

HTC VIVE™ および VIVE Pro™ VR ヘッドセットを使用すると、VR でモデルの周囲やモデルの中を通って見て回ることができます。 アセンブリの各部品を調べ、アセンブリを一度に 1 部品ずつ分解できます。

Microsoft Windows® 10 1709 以降を搭載した、Valve SteamVR™ を使用するコンピュータでは、eDrawings で VR がサポートされます。

コントローラの操作

コントローラでは、モデルを操作するときの追加機能がサポートされます。

ボタン 機能
利き手と反対のコントローラからモデルの分解図を作成します。
ビューとモデルをリセットします。
構成部品をスケール変更/回転します。 構成部品を選択し(ボタン 4)、ボタン 3 を押したままにすると、連続してスケールまたは回転できます。 以前は、スケール変更や回転を行うために、複数回クリックする必要がありました。
  • 構成部品を配置します。
  • スケールを変更します。
  • 構成部品を回転します。

構成部品を選択していない場合は、利き手コントローラでポイントしている位置に、ボタン 3 で移動します。

1 回クリックして構成部品を選択します。 ボタン 4 を同時に押すことなく、ボタン 3 を使用して構成部品を操作することに集中できます。 もう一度ボタン 4 をクリックすると、構成部品は元の位置に戻ります。 以前は、ボタン 4 を押したままにして、構成部品を選択しておく必要がありました。

カスタムの床と空の環境

イメージ ファイルを追加して、VR でカスタムの床と空の環境を作成できます。 次の必要条件があります:
  • 床。 .png または .jpg ファイルにする必要があります。
  • 空。 正距円筒の .png または .jpg ファイル。 空は正距円筒にする必要があります。 イメージのアスペクト比は 2:1 でなければなりません。立方体のマップはサポートされません。

カスタムの床と空のイメージ ファイルを追加するには、VR オプション(VR Options) (VR モデルを開いている場合)または ツール(Tools) > VR オプション(VR Options) をクリックします。ダイアログ ボックスで、イメージ ファイルを含むフォルダを参照し、OK をクリックします。

環境パネル

床のスケール(Floor Scale)環境(Environment)パネルで変更できます。

イメージ品質

VR のイメージ品質が改善され、次の機能を使用できます。
  • 全画面アンチエリアシング
  • 延長された描画距離
  • モデルに対する写実的な反射と透明度


2019


2020

モデル表示(Model Display)

次の機能を使用してモデルを表示できます。
  • 周辺隠面
  • ダイナミックな影
  • RealView 以外の外観

モデルを開く

eDrawings では、VR で複数のモデルを開くことができます。 VR ヘッドセットでは一度に 1 つのモデルしか表示できませんが、デスクトップでモデルを切り替えることができます。eDrawings では VR ドキュメントか VR 以外のドキュメントのいずれかを開くことができますが、両方を同時に開くことはできません。 VR ドキュメントと VR 以外のドキュメントを切り替えるには、eDrawings で現在のドキュメントをすべて閉じます。

警告メッセージ

警告メッセージは、VR を適切に使用できるように表示されるものです。 警告メッセージは、次の場合に表示されます。
  • VR ヘッドセットで再生(Play) をクリックしてモデルを表示するとき、ラップトップが充電器に接続されていない。
  • VR ヘッドセットが接続されていない。