部品の最適化(Optimizing the Part)

応力解析を完了した後、最適化解析を行い、指定された判定基準を満たし、またモデルにおいて最適な寸法値を探すことができます。 たとえば、部品において、その von Mises 応力が指定値を超えない、最適な長さを見つけることができます。 最適化解析は、SOLIDWORKS Simulation デザイン スタディの一部です。
最適化解析を行う前に、シミュレーションを実行し、結果をプロットして、レポートを表示/スキップする必要があります。

最適化解析を実行するには:

  1. SimulationXpress ウィザードで最適化(Optimize)をクリックします。
  2. はい(Yes)を選択し、次へ(Next)をクリックします。
    DesignXpress スタディがグラフィックス領域に表示されます。 DesignXpress は SOLIDWORKS Simulation で使用できる最適化ツールの入門バージョンです。
  3. 最適化するモデル寸法(設計変数)をグラフィックス領域で選択します。
    モデル寸法がパラメータ追加(Add Parameters)ダイアログ ボックスに表示されます。
  4. OK をクリックします。
  5. DesignXpress スタディの変数(Variables)で、最小:(Min:)値(寸法値として許可される最小値)を入力し、最大:(Max:)値(寸法値として許可される最大値)を入力します。
    これらの値を指定する際、モデルの各寸法値と矛盾が生じないよう注意してください。
  6. 拘束(Contraints)で次を行います:
    1. リストから判定基準を選択します。
      • 安全率
      • 最大変位
      • 最大応力
    2. 安全率(Factor of Safety)に最小値を入力するか、最大変位(Max Displacement)あるいは最大応力(Max Stress)に最大値を入力します。
    SimulationXpress では常に質量の最小化がゴールとなります。
  7. 実行(Run)をクリックします。
    結果が結果表示(Results View)に現れ、モデルが更新されて最適な値を反映します。
    SimulationXpressウィザードの最適化スタディの解析結果(Optimization Results)で初期値(Initial Value)を選択し、モデルのパラメータを元の値にリセットします。 最適な値をパラメータに設定するには、最適な値(Optimal Value)を選択します。