ベアリング荷重分布(Bearing Load Distribution)

プログラムは円筒面の断面、あるいはシェルのエッジに沿って放射状に、そして非一様に適用されたベアリング荷重を分散します。

正弦変化

図は選択によって円筒面、またはシェルエッジの断面を表示します。 半分のスペースを定義する方法の詳細なイラストは、ベアリング荷重を参照してください。

F で示されるように荷重を適用します。プログラムは選択されたエッジの円周あるいは Fo sinΘ のように、選択された面の断面に沿って荷重をすべての節点に移動します。 図はそれぞれ赤と緑の矢印により、移動された荷重の x とy成分を表示します。 Fo の値は力の釣り合いによって決定されます。

n は円周に沿う節点の数です。

放物線状分布

放物線状分布では、荷重は Fo sin2Θ に下げる Fo (1-x2) のように円周に沿うすべての節点に移動されます。

Fo の値は力の釣り合い条件によって決定されます。

ここで、n は円周に沿う節点の数です。

上の例では、赤い矢印によって示される力の水平成分はエンティティの対称の選択により釣り合います。 メッシュが同様に対称であることを確認するのは最も良い推奨例となります。

非対称エンティティに適用されるその他の荷重(Additional Force Applied for Unsymmetric Entities)

特定のベアリング荷重方向について、非対称面、または非対称エッジを選択するとき、追加の力が適用されます。 追加の力が、適用された軸受け力の5%を超える場合、メッセージが警告として表示されます。

下の例では、選択エンティティは指定された軸受け力の方向について対称ではありません。 円周に沿う伝達された荷重 P の水平成分は明らかに合計が 0 にはなりません。

追加のアンバランスな荷重は次の方程式によって計算されます:

U.F. はアンバランスな荷重を示します。

正弦曲線荷重分布は:

Px = P cosΘ = Fo sinΘ cosΘ

放物線荷重分布は:

Px = P cosΘ = Fo sin2Θ cosΘ

アンバランスな荷重のパーセンテージは (U.F./F) x 100 として計算されます。

一般に、メッシュ改良とノードの位置は円周に沿う Px の変動のためにアンバランスな力の計算に影響を与えます。