例 :ニュートラル平面を抜き勾配タイプとして使用した作業を継続する面

ニュートラル平面抜き勾配タイプ として使用することで、いくつかの外側の面、すべての外側の面、いくつかの内側の面、すべての内側の面、正接する面、または、外側、内側の組み合わせの面に対して、抜き勾配を作成することができます。 PropertyManager の 抜き勾配指定面 で、以下の 作業を継続する面 の値を選択します。

ニュートラル平面 とは、モールド(鋳型)を作成する際に開く方向を定義するための平面、または面です。

ここで選択した平面のZ 軸方向とは、モールドから投影される部品の方向です。反対方向に抜き勾配(Reverse direction) は開く方向ではなく、抜き勾配の方向を変更します。下記の例では 平面 1 (Plane 1) が ニュートラル平面 (Neutral Plane) となり、矢印は開く方向を示します。



作業を継続する面 説明 グラフィックス領域での選択 抜き勾配結果
なし(None) 選択した面のみに抜き勾配が指定されます。すべての例で、上面がニュートラル平面 (Neutral Plane) として使われています。
正接面 選択した面に正接するすべての面に抜き勾配が指定されます。(フィレット面に正接する面にも抜き勾配が指定されます)。

外側の面は、ベース押し出しで選んだ任意の面を含みます。

すべての面 ニュートラル平面に隣接するすべての面とニュートラル平面から押し出された面にも抜き勾配が指定されます。

内側の面は、3つのボス - 押し出し上の任意の面を含みます。

内側の面 ニュートラル平面から押し出されたすべての内側の面に抜き勾配が指定されます。
外側の面 ニュートラル平面に隣接するすべての外側の面に抜き勾配が指定されます。