型締力(Clamp Force)PropertyManager

型締力(Clamp Force) PropertyManager を使用して、型締力の方向を設定できます。 モデルの領域を型締力の計算から除外することもできます。

型締力(Clamp Force)PropertyManager を開くには:

  • PlasticsManager で境界条件(Boundary Conditions)を右クリックし、型締力(Clamp Force)をクリックします。
型締力方向(Clamp Force direction)

射出成形機の開口方向を指定して、その方向の型締力を推定できるようにします。 このパラメータはオプションです。 型締力方向(Clamp Force direction)を指定しなければ、3 方向すべて(X、Y、Z)で型締力が自動的に推定されます。

加工方向を設定するには、デフォルトの軸 X、Y、Z のいずれかを選択するか、モデルの平面、平坦な面、または直線エッジを選択します。
モデルのエッジの選択は、加工方向がデフォルト軸の 1 つと合っていないときに便利です。 スケッチベース ランナー システムを使用する場合、スプルーのスケッチ線は一般に型締力方向になります。
除外される領域

モデルにアンダーカットやスライドが含まれている場合、これらの領域を型締力の見積りから除外できます。 アンダーカットまたはスライド領域を表すモデルのジオメトリ面を選択します。 Fill および Pack 解析を実行するとき、選択した面が型締力計算から自動的に除外されます。

たとえば、イメージ内の赤い領域はアンダーカットを表します。 これらの面は、上部壁面の下部の面に上方投影された対応する面とともに、型締力の推定から除外できます。

型締力の結果は次のように表示できます。
  • XY プロットでは、デフォルトの X、Y、または Z 方向の型締力は、単一の型締力オプションに置き換わります。
  • サマリーとレポート(Summary and Report)の PropertyManager の Fill および Pack サマリーの最上部に、ユーザーが定義した加工方向の型締力が一覧表示されます。