複数のユーザー プロファイルで共有ボルト ビューを使用する(Using a Shared Vault View with Multiple User Profiles)

共有ボルト ビューは、ローカルなWindows管理者権限を持つユーザーにより作成されます。ビュー フォルダを作成したユーザー プロファイルはデフォルトで、そのビューで作成あるいはキャッシュされたファイルに対してすべての権限を持ちます。

より制限された権限しか持たない他のWindowsユーザー プロファイルは、ローカルにキャッシュされたファイルを完全に編集する、あるいはファイルをチェックアウトする際などに読み取り専用のフラグを変更するのに十分な権限を持っていない場合があります。

ビューを使用する予定になっているすべてのWindowsユーザー プロファイルに、ビュー内のフォルダとファイルに対する適切なアクセス権限があることを確認してください。

以下の状況は、Windowsアクセス権の制限が過剰であることを示します:
  • チェックアウトされたファイルが読み取り専用モードで開く。
  • 古いバージョンのファイルがキャッシュされている場合に、新しいバージョンのファイルが取得できない。
  • チェックインされたファイルが書き込み可能なままになっている。
  • ローカル キャッシュのクリアが失敗する。

プロパティ ダイアログ ボックスを使って共有ビューのアクセス権限を変更する(Changing Access Permissions on a Shared View Using the Properties Dialog Box)

プロパティ ダイアログ ボックスを使って共有ビューのアクセス権限を変更するには:

  1. ローカル管理者権限のあるユーザーとしてシステムにログインします。
  2. Windows ファイル エクスプローラを使用してボルト ビューのフォルダに移動します。
  3. フォルダを右クリックし、プロパティ(Properties)を選択します。
  4. プロパティ ダイアログ ボックスで、セキュリティ タブをクリックします。
  5. グループ名またはユーザー名(Group or user names)で、共有ボルト ビューを使用する Windows プロファイル グループを選択し、すべてのアクセス権限がチェックされていることを確認してください(フル コントロール(Full Control))
  6. フル コントロール をグループに拡張するには:
    1. グループを選択し、編集 をクリックします。
    2. 権限 ダイアログ ボックスの 認証済みユーザーの権限(Permissions for Authenticated Users) で、フル コントロール に対して 許可 を選択します。
    3. OK をクリックします。
  7. OK をクリックします。

コマンド プロンプトを使って共有ビューのアクセス権限を変更する(Changing Access Permissions on a Shared View Using the Command Prompt)

コマンド プロンプトを使って共有ビューのアクセス権限を変更するには:

  1. ローカル管理者権限のあるユーザーとしてシステムにログインします。
  2. コマンド プロンプトを開き、ボルト ビューを含む親フォルダに移動します(たとえば、cd C:\)。
  3. cacls コマンドを使用して、ユーザーおよびパワー ユーザー グループにアクセス権限を割り当てます。
    CACLS "<vault_view_name>" /E /G "<group/username>":F
    
    たとえば、ローカル ユーザーに十分なアクセス権限を付与するには、次を入力します:
    CACLS "c:\SWPDM File Vault" /E /G "users":F

    cacls コマンドの詳細については、Microsoft サポート ページにアクセスし、cacls をキーワードにして検索してください。