とめつぎフランジの制約(Miter Flange Limitations)

  • とめつぎのベンド パラメータ(Bend Parameters)は編集できますが、ステップ バイ ステップ認識後、デフォルト値に戻ります。
  • FeatureWorks では、インポートしたモデルを板金部品に変換するのに、SOLIDWORKS の API を使用します。 API に失敗すると、FeatureWorks は、とめつぎフランジを認識しません。 API が機能しているかどうか確認するには、インポートした部品を SOLIDWORKS で開き、 挿入 (Insert) > 板金 (Sheet Metal) > 板金 (Bends) をクリックします。 操作に失敗すると、とめつぎの認識も失敗します。
  • とめつぎフランジのスケッチには、直線エンティティと円弧エンティティを1つだけ使用します。
  • フランジ面に内部ループが存在する場合、とめつぎフランジは認識されません。
  • 認識されない複数エッジ上のとめつぎフランジ:
    • 材料を内側へ(Material Inside)の位置タイプ
    • 材料を外側へ(Material Outside)とリリーフ タイプ無理曲げ(Tear)の位置タイプ
オフセットとリリーフ(矩形、長楕円、または無理曲げ)が適用された複数エッジ上のとめつぎフランジはオフセット付きでは作成されません。 フランジ面の開始位置にフランジのスケッチがオフセット値ゼロで作成されます。 フランジ開始面のスケッチ
Miter_OffsetWithRelief.gif
材料を外側へ(Material Outside)、または材料を内側へ(Material Inside)の位置タイプをもち、平坦でない側面をもつとめつぎフランジは認識されません。

ハイライト表示されている側面は、平坦でないため、とめつぎフランジは認識されません。

Miter_MatOutIn_NonPlanarLats.gif
選択したエッジがこれらに対して正接している円形状の円弧によって分かれている場合、とめつぎフランジは、認識されません。
Miter_CircEdges.gif
選択したエッジを分ける円形状のエッジ
フランジ/ベンド面がフィーチャーの交差、または別の理由によってトリムされている場合、とめつぎフランジは認識されません。 Miter_TrimmedFaces.gif
複数エッジ上のとめつぎフランジは、これらの条件では不正確に認識されます:
  • 長楕円(Obround)リリーフ タイプ
  • 長楕円は、フランジに接続しているベンドで重なっています。
Miter_ObroundOverlap1.gif
Miter_ObroundOverlap2.gif
2つの半分の長円形として認識されています。
FeatureWorks を実行すると、重複する面/エッジは、マージされます。 複数エッジ上のとめつぎフランジでは、側面が分割されている場合、これらは、組み合わせられ、単一の面が作成されます。 Miter_RedundantFaces.gif  
平坦でない開始側面と平坦な終了側面をもつとめつぎフランジは認識されません。

この例では、時計周りにフランジ面を選択すると、認識は成功しますが、半時計周りに選択すると、認識は失敗します。

Miter_StartEnd_Planar.gif
平坦な面 平坦でない面
分割エッジ上に作成したとめつぎフランジでは、ステップ バイ ステップ認識後、2つの分割エッジは、1つのエッジとしてマージされ、ジオメトリは変更されます。
MiterLim_SplitEdge_Before.gif
適用前

MiterLim_SplitEdge_After.gif
適用後