射出位置では、指定された溶融温度で樹脂材料をキャビティに注入します。
射出位置(Injection Location) PropertyManager を開くには:
- PlasticsManager で、境界条件(Boundary Conditions)を右クリックし、射出位置(Injection Location)
をクリックします。
モデルに含まれるのがキャビティだけの場合は、キャビティで射出位置を直接定義します。 この場合、樹脂の温度と流れに対する射出システムとゲート ジオメトリの影響は正しく表されていません。
モデルに射出システム(ゲート、ランナー、スプルー)が含まれる場合は、ランナー領域に関連付けられているスプルーの入口で射出位置を定義できます。 オプションで、1 つまたは複数のゲートで制御バルブを定義することもできます。
各キャビティまたは関連するランナー領域に複数の射出位置を定義できますが、キャビティまたは関連するランナー領域ごとに少なくとも 1 つの射出位置が必要です。
タイプ
ジオメトリ面 |
射出位置を選択した面に配置します。 ソリッド解析処理にのみ使用できます。
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点(Point) |
部品上で選択されている頂点またはスケッチ点に射出位置を配置します。 |
選択(Selection)
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面 |
選択されている面に射出位置を配置し、面をハイライト表示します。
キャビティまたは関連するランナー領域に接する面のみを選択できます。 ソリッド解析処理にのみ使用できます。
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点(Point) |
部品上で選択されている頂点またはスケッチ点に射出位置を配置します。 キャビティまたは関連するランナー領域に接する点のみを選択できます。 メッシュを作成すると、射出位置はメッシュの最も近いノードにスナップします。 |
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ポインタの直径(Pointer Diameter) |
射出位置を示す円錐形ポインタの直径を指定します。 ソリッド解析処理にのみ使用できます。
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充填パターンの予測(Predict Flow Pattern) |
近似シミュレーション手順を使用して、フィル終了時にキャビティを通る樹脂の充填パターンを予測します。 この機能をアクティブ化する前にメッシュを作成する必要があります。 複数の射出位置を使用する場合、この機能を使用すると、すべての射出位置から入力される材料でキャビティがフィルされるときの充填パターンを視覚化できます。 フロー フロントが合流する場所でウェルド ラインが発生する様子を大まかに示します。
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射出システム |
コインジェクション シミュレーションでは、射出システムに関連付けられた一意の番号を射出位置に割り当てます。 |
材料射出範囲の指定
指定した射出位置の充填時間または充填容積率に関して、射出範囲を指定します。 複数の射出位置を持つシミュレーション、またはコインジェクション シミュレーションにのみ適用されます。
体積率(%)(Volume Ratio (%)) |
充填されたキャビティ容積のパーセンテージに基づいて、選択した射出位置の射出範囲を制御します。 単一樹脂材料を射出する場合は、100% の範囲を指定する必要があります。 オーバーラップが可能なため、射出は他の位置で完了する前に、任意の位置で開始できます。 |
時間比率(%)(Time Ratio (%)): |
全充填時間のパーセンテージに基づいて、選択した射出位置の射出範囲を制御します。 単一樹脂材料を射出する場合は、100% の範囲を指定する必要があります。 オーバーラップが可能なため、射出は他の位置で完了する前に、任意の位置で開始できます。 |
全充填時間(秒)(Total Filling Time (seconds)) |
充填(Fill)過程の設定の全充填時間パラメータを表示します。 |