SOLIDWORKS ファイルのアップグレード(Upgrading SOLIDWORKS Files)

SOLIDWORKS® PDM File Version Upgrade ツールは SOLIDWORKS ファイルを古いバージョンから新しいバージョンの SOLIDWORKS ファイル フォーマットに変換します。

ファイルをアップグレードした後では、以前の SOLIDWORKS バージョンでこれらのファイルを開くことはできません。

このツールは、SOLIDWORKS PDM ボルトに保存されている SOLIDWORKS ファイルを自動的にチェックアウトし、アップグレードして、チェックインします。 ファイル参照、リビジョンタグ、ワークフロー ステータスはそのまま保たれます。

アップグレードされるファイル フォーマットは、.sldprt、.slddrw、.sldasm のみです。SOLIDWORKS テンプレートおよびブロック ファイルは手動でアップグレードしてください。

複数のワークステーションでそれぞれアップグレード ツールを実行させ、同時にアップグレード処理を行うことによって処理時間を短縮することもできます。 アップグレード ツールを最初に実行するワークステーションがコーディネータ ワークステーションとなり、作業プランを作成します。 このプランは複数の作業インストラクションファイルで構成され、アップグレードプロセスに参加する各ワークステーション毎に作業インストラクションファイルが用意されます。 詳細については、作業インストラクション ファイルの作成と使用 (Creating and Using Work Instruction Files)を参照してください。



作業インストラクション ファイルには、SOLIDWORKS ファイルの親子関係を反映したツリー構造が含まれます。 コーディネータ ワークステーション、エージェント ワークステーションのどちらも、1 つの作業インストラクション ファイルの処理を完了すると、別の作業インストラクション ファイルを実行することができます。 部品やサブアセンブリは他のアセンブリと共有されている場合がありますが、各ファイルがアップグレードされるのは 1 回だけです。

アセンブリが最新バージョンでない部品を参照する場合、アセンブリを参照している部品の最新バージョンとリンクするためのバージョン設定を選択できます。 また、参照ファイルの既存のバージョンを最新バージョンのファイルで上書きするためのバージョン設定を選択することもできます。 バージョン設定を選択 (Selecting Version Settings)を参照してください。