銅配線をデカルとして作成する

CircuitWorks では、モデル生成（Build Model）を使用して PADS または EDMD ファイルから PCB モデルを作成する際、パフォーマンスを高めるために、基板ファイル内の物理ジオメトリではなく、イメージとして銅配線を表すことができます。

イメージは、ビットマップ ファイルとして CircuitWorks Trace Decals フォルダに保存するか、基板ファイルに内部的に保存できます。

プレビュー ジオメトリを使用することで、CircuitWorks は PCB のさまざまなレイヤーの配線を表すデカル イメージをすばやく作成します。

デカルでは、ベクトル表示形式は使用されません。 配線の密度によっては、基板ごとにデカル表示の品質が異なる場合があります。 あくまでも、配線をもっとも正確に表示する方法はジオメトリとして作成する方法です。

銅配線をデカルとして作成するには:

  1. 配線が含まれている ECAD ファイルを開きます。
    この例では、 Install_dir\CircuitWorksFull\Examples\PADS\preview.asc を使用します。
  2. CircuitWorks アプリケーション メニュー をクリックし、オプション（Options） をクリックします。
  3. 次を設定します：
    1. SOLIDWORKS インポート（SOLIDWORKS Import）ページの伝導性レイヤのモデリング（Conductive layer modeling）で、次のいずれかを選択します:
      • 完全(低速)（Complete）： すべてのモデル レイヤー上の銅配線を作成します。
      • 部品面と半田面のレイヤのみ(高速)。 部品面と半田面のレイヤー上の銅配線を作成します。
    2. モデル（Models）ページのCircuitWorks で作成したモデルの保存フォルダ（Save the Models CircuitWorks creates to these Folders）で、Decals フォルダを選択します。
      デフォルト フォルダの場所は次のとおりです:

      C:\ProgramData\SOLIDWORKS\CircuitWorks\Decals\

    3. OK をクリックします。
  4. モデル生成（Build Model） をクリックします（ツール（Tools）タブの SOLIDWORKS セクション）。
  5. CircuitWorks ダイアログ ボックスで:
    1. ジオメトリの代わりに配線デカルを使用（Use trace decals instead of geometry）を選択します。
      選択すると、銅配線は以前に指定した Decals フォルダにビットマップとして保存されます。
    2. オプションで、モデル ファイルにデカルを保存（Store decal in model file）を選択します。
      選択すると、銅配線はモデル ファイルに直接取り込まれます。 これらはプレビュー ビットマップとしては保存されません。
    3. 生成（Build）をクリックします。
    CircuitWorks によって、SOLIDWORKS ソフトウェア内に基板が作成されます。
  6. 銅配線のプレビューを表示するには、DisplayManager タブでデカル表示（View Decals）をクリックし、プレビューの上にポインタを置きます。