SOLIDWORKS® 2023 で、特定のツールやワークフローのパフォーマンスが向上します。
SOLIDWORKS の基礎
詳細レベル(Level of detail)のシステム オプションを使用すると、ビュー操作時のパフォーマンスを向上できます。
このオプションにアクセスするには、をクリックします。
モデルのドラフト精度の隠線なし/隠線表示モードおよびワイヤフレーム モードでの拡大/縮小(Zoom In/Out)、パニング(Pan)、回転(Rotate)のパフォーマンスが改善されます。
モデルの断面表示
断面表示(Section View)
コマンドの開始と終了は、以前と比べて約 5 倍速いです。断面表示(Section View)
コマンドを使用している間、断面平面の追加または削除は瞬時に行われます。
アセンブリ
サブフォルダーを含める (Include sub-folders)を選択した場合の検索パフォーマンスが向上しました。
アセンブリに含まれている部品に複数のインポート ボディとボディ レベル外観がある場合、パフォーマンスは次のときに向上します。
- ファイルを開くとき
- コンフィギュレーションを変更するとき
- 外観を適用、変更、または除去するとき
- アセンブリ アイテムをロール バックまたはロール フォワードするとき
変更されていないモデル データを保存しないように、アセンブリの保存効率が改善されました。このパフォーマンスの向上は、非常に大規模なアセンブリで最も顕著です。
インポート/エクスポート
サードパーティ CAD ファイルのインポートのパフォーマンスは、3D Interconnect を使用して向上しました。
SOLIDWORKS PDM
SOLIDWORKS PDM 2023 では、SOLIDWORKS PDM サーバーに高レイテンシーがある場合、パフォーマンスが大幅に向上します。
改善内容は、レイテンシーの長さ、データ セットのサイズ、および操作によって異なります。
- データベース サーバーに対するレイテンシーが大きい場合、次の操作の実行が改善されます。
- チェックイン
- 自動トランジションによるチェックイン
- チェックアウトを元に戻す
- メニュー、ショートカット メニュー、参照ダイアログ ボックス、SOLIDWORKS PDM ファイル エクスプローラ タブなどのインタラクティブな操作
- アーカイブ サーバーに対するレイテンシーが大きい場合、次の操作の実行が改善されます。
- ファイルの追加
- ファイル変更時のステータス変更
- ファイルの取得
- ファイルの最新バージョンの取得
ファイル バージョン アップグレード(File Version Upgrade)ツールのパフォーマンス向上により、SOLIDWORKS ファイルを SOLIDWORKS PDM ボルトにより速くアップグレードできます。
アセンブリ ファイルをアップグレードする場合、バージョン設定(Version Settings)ページで上書き(Overwrite)と最新バージョン(Latest Version)を選択すると、アセンブリの作成時バージョンで最新でない参照のアップグレードおよびアップロードがスキップされます。これにより、アップグレード プロセスのパフォーマンスが向上します。
SOLIDWORKS PDM 2023 SP04 では、SOLIDWORKS PDM とカスタム アドインを読み込むためのメカニズムが改変されています。その結果、さまざまな操作(ボルトにログインして、SOLIDWORKS PDM 検索ツールを開始するなど)のパフォーマンスが大幅に向上しています。
構造システムと溶接
コーナー管理フィーチャーを作成または編集すると、パフォーマンスが向上します。コーナー管理(Corner Management)PropertyManager のコーナー(Corners)で、またはグラフィック領域でコーナーを選択すると、そのコーナーがトリムされます。
これまでは、コーナー管理フィーチャーを作成または編集するとすぐにコーナーがトリムされていました。
鋼材レイアウトを挿入するか、鋼材レイアウトの輪郭を溶接ビードを含む部品に変更すると、パフォーマンスが向上します。
Configuration Publisher(2023 SP3)
リスト ボックスとチェック ボックスをパレットから編集(Edit)パネルに追加すると、Configuration Publisher ダイアログ ボックスのパフォーマンスが向上します。