デフォルト値の割り当て(Assigning Default Values)

多くのカード コントロールでは、デフォルト値を割り当てることによって、ユーザーが新しいファイルや項目を保存したり、それをボルトに追加したりする際に、コントロール変数を自動的に割り当てることができます。

ユーザーがボルトの外のファイル、項目、フォルダを追加すると、デフォルト値がデータ カード変数に書き込まれます。 作成者(Author)プロパティなどのプロパティに変数をマップすると、デフォルト値もまたそのプロパティに書き込まれます。

追加またはコピーされたファイルまたは項目がすでに値を持つ場合(例えば、日付(Date)プロパティがすでに入力されている場合)、その値が代わりに使用され、デフォルト値は書き込まれません。

ファイルがアプリケーションからボルト ビューに保存される場合、ファイルはアプリケーションによって開いたままになり、デフォルト値はデータ カード変数(つまり、データベース)にのみ書き込まれます。これらの値は、ユーザーがファイルを再度開くか、ファイルをチェックインするまで、マップされたファイル プロパティに表示されないことがあります。

チェックアウトした SOLIDWORKS 図面ファイルに新しいシートを追加すると、SOLIDWORKS PDM では、新しく追加したシートのデフォルト値が生成されます。 SOLIDWORKS PDM は、コントロール ツールバーのすべてのコントロールについて、図面データ カードの値を更新します。 デフォルト値を生成する場合は、新しいシートを追加する前に、SOLIDWORKS PDM アドインを有効にする必要があります。

ユーザーがファイルまたは項目をコピー(または移動)したときに、データ カードにデフォルト値がある場合、既存の値がターゲットの場所にコピーされます。 デフォルト値が、変数やマップされたプロパティに新たに書き込まれることはありません(以下の例外を参照)。

再生成された値

  • データ カード コントロール変数が一意の値を持つように定義されている場合、ファイル/アイテムをコピーまたは移動すると、変数の値がクリアされます。 ユーザーに対して警告が表示され、デフォルト値が再生成されます。
  • コピーされたファイルまたは項目の変数に対するアクティブなデフォルト値がシリアル番号の場合、コピー プロセスによって、コピーされたファイルの変数内で次のシリアル番号が再生成される可能性があることが、ユーザーに対して警告されます。
  • デフォルト値でデフォルトの上書き(Default overwrites)オプションを有効にすると、ファイルをコピーまたは追加したときに、そのデフォルト値が、変数またはマップされたプロパティ内で再生成されます。