熱伝導解析 - オプション

熱伝導(Thermal)ダイアログ ボックスでは、熱伝導解析スタディのオプションを設定します。

熱伝導オプション ダイアログ ボックスにアクセスするには、Simulation スタディ ツリーの熱伝導アイコンを右クリックし、プロパティを選択します。

解析タイプ

非定常 非定常熱伝導解析を実行する場合は、このボタンにチェックを入れます。
総時間 非定常解析の総解析時間 (T) を指定します。デフォルト値は、1.0 秒です。
時間ステップ 非定常解析ステップの時間ステップ (Δt) を指定します。デフォルトは 0.1 秒です。プログラムは Δt、2(Δt)、3(Δt)、4(Δt)、...、T での解析を計算します。ここで Δt は時間ステップを示し、T は指定された総時間を示します。
熱スタディからの初期温度 熱伝導解析スタディ(定常または非定常)から計算された温度を、非定常熱伝導解析スタディの初期条件として使用します。必要な熱伝導スタディを選択して時間ステップ を初期条件として温度プロファイルを使用する時点に指定します(定常解析熱伝導スタディの場合、時間ステップ フィールドは 1 に設定されます)。
定常 定常状態の熱伝導解析を実行する場合は、このオプションにチェックを入れます。

流体対流オプション

SOLIDWORKS Flow Simulation の流体対流を考慮します このオプションを選択して、同じコンフィギュレーションに対するSolidWorks Flow Simulation スタディの解析結果ファイルから熱伝達係数を読み取ります。 Flow Simulation で作成した Flow Simulation 結果ファイル(*.fld)を選択します。 指定したファイルに対応するモデル名、コンフィギュレーション名、流体繰り返し回数が表示されます。 このオプションは、2D 簡略化スタディでは使用できません。
モデル上にインポートされた熱伝導のプロットを表示するには、Simulation スタディ ツリーで熱伝導アイコンを右クリックし、プロット表示.を選択します。プロット オプションを使用可能にする前に、モデルをメッシュ分割する必要があります。

解析ソルバ

解析を実行するときに使用するソルバを選択します。

自動(A) 選択すると、使用するソルバがソフトウェアによって選択されます。
直接スパース ソルバ 直接スパース ソルバを使用します。
FFEPlus スタディの実行時に、FFEPlus ソルバを使用する場合は、このオプションを選択します。
結果フォルダ 結果を保存するデフォルト フォルダまたは別の位置を選択します。

結果を保存

結果を 3DEXPERIENCE に保存

コラボレーション スペースと呼ばれるストレージ領域内にある 3DEXPERIENCE Platform の関連する SOLIDWORKS モデルとともにシミュレーション結果を保存します。

SOLIDWORKS Simulation の結果と関連する SOLIDWORKS モデルを 3DEXPERIENCE Platform に保存すると、これらのデータベース オブジェクトを保存先のコラボレーションス ペースで検索し、SOLIDWORKS に直接ダウンロードできます。

詳細については、3DEXPERIENCE Platform での SOLIDWORKS Simulation 結果の保存も参照してください。

シミュレーション結果(.cwr)ファイルを 3DEXPERIENCE Platform に保存するオプションは、適切な 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS ロールを有効にした場合にのみ使用できます。

結果をディスク ドライブに保存 シミュレーション結果(*.cwr)ファイルをローカル ディスク ドライブに保存します。
結果を SOLIDWORKS ドキュメント フォルダに保存 シミュレーション結果(*.cwr)ファイルを、関連付けられた SOLIDWORKS モデルが保存されている同じローカル フォルダに保存します。
結果ファイルを保存するフォルダを選択 シミュレーション結果(*.cwr)ファイルを保存するフォルダ パスを選択します。 選択したフォルダ パスが結果フォルダ(Results folder)に表示されます。
詳細設定オプション 詳細設定(Advanced)タブに切り替えます。

熱解析に推奨される時間ステップ

非定常熱解析に推奨される時間ステップ サイズ Δt は、要素伝導長さと材料特性に関連します。

熱拡散が大きいほど、Δt と要素長は小さくなります。 推奨される時間ステップは以下として与えられます:

Δt ≤ δ2 ∕ 4α

α = 熱拡散(thermal diffusivity) = K / ρc(単位は、長さ2 / 時間)

δ = 伝導長 (線要素の場合は要素の長さ、平面要素または体積要素の場合は内接円か球の対角)

K = 伝導性(conductivity)

ρ = 質量密度(mass density)

c = 比熱(specific heat)