力とモーターの関数式

モーション解析(Motion Analysis)スタディで、力とモーターの動作を数式で定義することができます。

方程式を作成するには:

または モーター PropertyManager で選択します。

モーターまたは力の数式を作成する際、サポートされる関数(supported functions)のみを使用することができます。

関数式の基礎(Expression Function Basics)

関数式は1つの値を返す C あるいは FORTRAN のような式です。 関数式の作成には任意の定数、演算子、結果 (例えば速度、加速度、パワー、力のプロット)と使用可能なサポートされる関数を使用できます。

定数(Constants)

整数と実数のみを使用できます。 複素数はサポートされません。

演算子(Operators)

SOLIDWORKS Motion には次の優先順位を持つ算術演算子が含まれます。
記号 作業 優先順位
** 累乗法 1
/ 除算 2
* 乗算 3
+/- 加算/減算 4
関数式には任意の数の空スペースを入れることができます。 見やすい関数式になるように、必要に応じて空スペースを入れてください。 空スペースの使用には次の制限があります:
  • 数値の中に空スペースを入れることはできません。
  • 関数値とその左括弧の中に空スペースを入れることはできません。

SOLIDWORKS Motion 結果

サポートされる関数の大部分では SOLIDWORKS Motion 結果を変数として使用できます。

SOLIDWORKS Motion の結果を引数とする関数を使用する場合は、リストから結果をダブルクリックして式に追加します。

数式で使用する前に、結果を作成する必要があります。

制約(Limitations)

関数の定義には次の制限があります:

関数のネスティング

関数、サブ的な式、演算子は最高で 10 層のレベルまでネスティングできます。 たとえば、FUNCTION = f1(f2(f3(f4))) の場合、ここで f1f2f3f4 は式のサブ的な関数で、構文的に正しい関数定義です。 しかし、FUNCTION = f1 (f2(... (f11 ) ...) では式のサブ的な関数が 11 層のレベルまでネスティングされているため、正確な定義とは言えません。

関数式における記号数の制限

1 つの式に 1,000 個以上の記号は使用できません。 これには演算子、括弧、関数、数値が含まれます。

関数が参照できる要素数の制限

各種類の 25 個以上の標準要素に依存する関数は定義できません。 すべての式を最高 25 個の部品、あるいは 25 個の力などに依存するように作成します。