パースおよびレンダリング

PhotoView 360 レンダリングを作成するときは、最大限に写実的な結果を得るために、パース表示機能付きカメラを追加するか、少なくともパース表示をオンにしてください。

正投影図表示を使用して明示的にレンダリングする必要がある場合を除き、パース表示からモデルを表示するほうが、より写実的になります。 人間の目では、正投影図表示で現実世界のオブジェクトを見ることはできません。 パース表示では、PhotoView 360 はより正確に反射、影、および照明を計算できます。 また、パース機能を持つカメラで表示すると、視点、視野、および焦点距離の制御を可能な限り高いレベルで行うことができます。

以下の例は、指向性光源によって光りが当てられている表面ブラシ仕上げのシンプルなブロックを示しています。

パース機能を使用しなければ、指向性光源の効果はブラシ仕上げの素材に写実的に現れません。

パース機能を有効にすると、ブロック上の光のレンダリング効果はより正確になります。

レンダリング時のパース表示へのアクセス

PhotoView 360 > プレビュー ウィンドウ(Preview Window) または PhotoView 360 > 最終レンダリング(Final Render) をクリックすると、レンダリングにパース表示を使用(Use Perspective Views in Renderings)ダイアログ ボックスが開きます。

このダイアログ ボックスを使用して、以下を行えます。

  • カメラを追加する

    現在のレンダリングをキャンセルし、カメラ(Camera) PropertyManager を開いてカメラを追加できます。

    カメラを使用してレンダリングを続けるには、プレビュー ウィンドウ(Preview Window)統合プレビュー(Integrated Preview)、または最終レンダリング(Final Render)をクリックします。

  • パース表示をオンにする

    パース表示をオンにしてレンダリングを継続できます。

  • カメラもパース表示も使用せずに継続する

    パース表示をオンにせず、カメラも追加せずに現在のレンダリングを継続します。

作業が中断されないようにするために、レンダリングにパース表示を使用(Use Perspective Views in Renderings)ダイアログ ボックスは、カメラを追加する、パース表示をオンにする、または設定を変更せずに続行するなど、実行する操作に関係なくセッションごとに一度のみ表示されます。

以降のセッションでダイアログ ボックスが表示されないようにするには、以降、このメッセージを表示しない(Don't show again)をクリックします。 ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) をクリックすると、ダイアログ ボックスの表示を復元できます。メッセージ/エラー/警告(Messages/Errors/Warnings)で、閉じたメッセージ(Dismissed Messages)をクリックし、レンダリングにパース表示を使用(Use Perspective Views in Renderings)を選択します。