SOLIDWORKS PDM をターミナル サーバーで使用する

SOLIDWORKS PDM クライアントは、Microsoft Terminal Server や Citrix などのターミナル環境にインストールすることも可能です。

次の推奨事項は、Terminal Server 環境に SOLIDWORKS PDM クライアントをインストールする場合に適用されます:
  • クライアント ソフトウェアはターミナル サーバー上に1回だけインストールされます。すべてのターミナル プロファイルはこの同じコア システムおよびプログラム ファイルを使用します。同じターミナル システム上で異なるクライアント タイプを組み合わせることはできません。すべてのターミナル クライアント プロファイルで同じライセンス タイプが使用されます。
  • ターミナル クライアント向けのローカル ボルト ビューを作成する際には、そのビューにアクセス権限のあるWindowsプロファイルでログインします。 ビューをプライベートにするには、自分のみ(Only for me)アタッチ タイプまたはすべてのユーザーは利用できない(Not available to everyone)オプションを使用します。
    複数のターミナル クライアント プロファイルに対してビューを管理しやすくするには、SOLIDWORKS PDM ポリシーを使用するか、アドミニストレーティブ ビュー セットアップ ファイルを作成します。

    ビューを作成したWindowsプロファイルのみがボルト ビューにログインできます。ビュー情報はレジストリのCurrentUserセクションに保存されます。この情報は現在のプロファイルからしか使用できません。

  • プライベート ビューをすべてのプロファイルで同じ場所に配置したい場合、ターミナル ユーザーのホーム フォルダに配置してください。 たとえば、環境変数%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%を使用します。この変数は多くの場合、すべてのユーザーに対して同じ定義になっています。
  • ターミナル サーバー上の全員からアクセス可能な共有ビューを作成しないでください。すべてのターミナル ユーザーは、同じローカル キャッシュで作業します。共有ビューでは、他の人の変更が上書きされる可能性があります。

ビュー セットアップ(.cvs)ファイルの作成(Creating the View Setup (.cvs) File)

ビュー セットアップ ファイル(.cvs)を実行することにより、.ビュー セットアップ ウィザードを使用せずにクライアントをボルトにアタッチできます。 .cvs ファイルは、既存のすべての SOLIDWORKS PDM クライアントから作成できます。

「ボルト ビュー セットアップのスクリプトを作成する (Scripting Vault View Setup)」で説明されているように、トリガを使用してサイレントに .cvs ファイルを起動できます。

.cvsファイルを作成するには:

  1. ビュー セットアップ ウィザードを、/a付きで起動します。 Windowsのスタート(Start)メニューでファイル名を指定して実行(Run)をクリックして、以下を入力します:
    "C:\Program Files\SOLIDWORKS PDM\ViewSetup.exe" /a
  2. ローカル ビューを作成する場合と同様に、ビュー セットアップ ウィザードを使って作業します。

    ビュー セットアップ ウィザードでこれらのビューを選択する前に、既存のボルト ビューをすべて削除してください。

    完了(Finish)画面で、利用可能なアクションはファイルに保存(Save to file)です。

  3. 完了(Finish)をクリックしてビューの設定ファイルのパスを指定します。
  4. 閉じる(Close)をクリックします。

ビュー セットアップ ファイルを使用する(Using the View Setup File)

ビュー セットアップ ファイルを使用するには:

  1. ビュー セットアップ ファイル((.cvs)を、ボルトにアタッチしたいクライアントにコピーします。
  2. .cvsファイルをダブルクリックします。

    ビュー セットアップ ウィザードの完了(Finish)画面が開き、ローカル ビューが作成されるボルトがリストされます。

  3. 完了(Finish)をクリックします。