FFEPlus ソルバおよび Intel 直接スパース ソルバのどちらも、拘束されていないモデルまたは適切に支えられていないモデルについて、剛体モードを自動的に検出します。剛体モードは、検出された場合、必要なモード次数の中にカウントされます。
たとえば、サポートされていない固体モデルに対する最初の 5 つの弾性モードに関心がある場合は、必要なモードを 11 に設定する必要があります。6 つは剛体モード用で、5 つは弾性モード用です。
Intel直接スパース ソルバを使用している場合は、モデルを安定させるための拘束条件を設定するか、モデルを安定化させるためにソフト スプリングを使用(Use soft spring to stabilize model)オプションを有効にする必要があります。ただし、拘束条件を不適切に適用すると、モデルが過剰に固くなり、弾性モードに悪影響がある場合があります。
剛性マトリックスの特異点のために固有値解析を実行できない場合は、周波数シフト オプションを使用して特異性の問題を解決します。シフトの値をゼロから、Intel 直接スパース ソルバが要求された周波数を正常に計算できるまで、段階的に増やします。
周波数シフトの設定値を大きくすると、Intel 直接スパース ソルバは、要求された数の周波数をシフト値を中心にして選択的に計算します。したがって、解析の必要がない低域の周波数(剛体モードを含む)の計算を避けて、計算時間を節約できます。