パフォーマンス

SOLIDWORKS® 2024 では、特定のツールやワークフローのパフォーマンスが向上します。

パフォーマンスとワークフローの主な改善点:

SOLIDWORKS の基礎

  • SOLIDWORKS オプションを閉じた後にグラフィックが再構築されます。

    OK をクリックしてオプション(Options)ダイアログ ボックスを閉じると、SOLIDWORKS は変更されたオプションをチェックします。SOLIDWORKS がアクティブなドキュメントでグラフィックの再構築を実行するのは、変更されたオプションでそのことが要求されている場合のみです。以前のリリースでは、SOLIDWORKS は常にアクティブなドキュメントでグラフィックの再構築を実行していました。

  • シルエット エッジ:

    GPU ハードウェアを有効にして、隠線なし(HLR)、隠線表示(HLV)、およびワイヤフレーム ビューでシルエット エッジの表示を向上できます。

    ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > パフォーマンス(Performance)で、ハードウェア アクセラレータによるシルエット エッジ(Hardware accelerated silhouette edges)を選択します。

スケッチング

等しい幾何拘束がより効率的に解決され、これにより 3D スケッチのパフォーマンスが向上します。

板金

多数のスケッチ ベンドやジョグが含まれた複雑な板金部品を再構築する際は、再構築時間は最大 50% 短縮されます。

インポート/エクスポート

STEPIGESIFC というアセンブリをマルチボディ部品としてインポートする場合のパフォーマンスが、最大 30% 向上しました。

SOLIDWORKS PDM

SOLIDWORKS PDM 2024 では、ファイルベースの操作のパフォーマンスが向上しました。

次の操作が約 2 倍速くなります。
  • ファイルの追加
  • ステータス変更
  • ツリーのコピー

    ツリーのコピーで圧縮済みアーカイブにコピーする操作は、桁違いに速くなります。

SOLIDWORKS Electrical

  • リモート ユーザー(VPN 接続)向けのプロジェクトをアーカイブする操作が改善されて、大幅に高速化されました。
  • スプライスを介したワイヤのルーティング中にループが作成される原因となった自動ルーティングの問題が修正されました。これにより、ハーネスをよりクリーンかつ迅速にフラット化できます。

eDrawings

パフォーマンスの向上には、以下が含まれます。
  • 測定(Measure)ツール。測定(Measure)パネルを開くとき、エンティティを選択するとき、および単位を変更するときの速度が、最大 20 倍速くなります。
  • マークアップ(Markup)ツール。マークアップを作成するときの速度が、最大 10 倍速くなります。
  • リセット(Reset)ツール。モデルをリセットするときの速度が、最大 1.5 倍速くなります。
  • OpenGL ソフトウェアによるレンダリングと印刷が速くなります。
  • ファイルを閉じる時間が速くなります。