個々の X および Y スケーリング係数を指定してエンティティをスケーリング

必要に応じて、AM_ScaleXY コマンドを使用して個々の X および Y スケーリング係数を適用し、エンティティを拡大または縮小できます。

スケール(Scale)コマンドはエンティティを均等にスケール変更しますが、AM_ScaleXY コマンドでは個々の X および Y スケーリング係数を指定できます。

個々の X および Y スケール係数を指定してエンティティをスケール変更するには、次の手順に従います。

  1. コマンド ウィンドウで AM_ScaleXY と入力し、Enter キーを押します。
  2. グラフィックス領域でスケール変更するエンティティを選択し、Enter キーを押します。
  3. 基点を指定します。
    基点が指定したエンティティの一部である場合はスケーリングを変更しても元の位置を保持しますが、他のすべての点は X および Y 軸の方向に移動します。 基点については、既存のエンティティ上にない点を選択できます。 この場合、基準点からエンティティを構成する他のすべての点への距離は同じ尺度係数で変化します。
  4. X 軸のスケーリング係数を指定するかリファレンス(Reference)オプションを指定して参照長さと新しい長さを入力します。
    1 より大きいスケーリング係数を指定するとエンティティはその係数で拡大されます。 0と 1の間の尺度係数を指定するとこの係数でエンティティが縮小されます。 たとえば、3 を指定すると選択したエンティティが 3 倍の大きさになり、0.25 を指定すると元のサイズの 1/4 になります。

    リファレンス(Reference)オプションでは、エンティティの長さの変化を指定します。 たとえば、辺の長さが 3.45 図面単位のエンティティを 3.54 に拡大するには、スケーリング係数を計算しなければなりません。 しかし、リファレンス(Reference)を使用すれば、参照長さ(3.45)と新しい長さ(3.54)を指定できます。

  5. Y 軸のスケーリング係数を指定するかリファレンス(Reference)オプションを指定して参照長さと新しい長さを入力します。

    アクセス

    コマンド: AM_ScaleXY