配管ハンガー

配管ハンガーは配管サポートと似ています。 配管ハンガーはルートの完成後に追加します。

配管ハンガーはルート構成部品ではない(つまり、ルートをガイドまたは形成しない)ため、接続点やルート点が不要です。

配管ハンガーをルートに追加するための基本的な手順は次のとおりです。
  1. 配管ハンガーをアセンブリに挿入します。
  2. ハンガーをルート スケッチに合致させます。
  3. ルートに沿ってハンガーをスライドさせます。
  4. ハンガーを構造に合致させます。
  5. 構造内に穴(アセンブリ フィーチャー)を作成します。

必要ジオメトリ - サポート(Geometry Requirements - Supports)

SOLIDWORKS Routing において、ハンガー、サポート、クリップとして使用される構成部品には次のアイテムが必要です。

ルーティング スケッチと寸法の名前では、大文字/小文字が区別されます。

クリップ軸(Clip Axis)

クリップ軸という名の軸を追加すると、その軸を、アセンブリにあるエッジまたは軸に整列させることができます。 クリップ軸は、入り口/出口となる 2 つのルート点をつなぎます。


Clip_ClipAxis.gif
例:

回転軸(Axis of Rotation)

回転軸という名の軸を追加すると、クリップを希望する方向に回転できます。

Clip_AxisOfRotation.gif例:

また、ルート直径の変更に従ってハンガー、サポート、クリックをサイズ変更するには、次のアイテムが必要です:

フィルター スケッチ

  • フィルター スケッチという名のスケッチ
  • 次の寸法名の 3 つの同心円:
    • 呼び径(クリップの呼び径)
    • 内径(クリップに合わせることのできる一番小さいバンドルの直径)
    • 外径(クリップに合わせることのできる一番大きいバンドルの直径)

ClipFilterData.gif
例:

重複するコンフィギュレーション(Overlapping Configurations)

設計テーブルを挿入し、次のアイテムを含む複数のコンフィギュレーションを作成します:
  • フィルタースケッチ寸法。 あるサイズの内径は、その 1 つ下のサイズの外径よりも小さい値を持つ必要があり、コンフィギュレーションのセット全体が、開いている間隔なく、最大サイズから最小サイズを網羅している必要があります。
  • クリップのサイズとともに変更する他の寸法。

ClipDesignTable.gif
例: