3DEXPERIENCE に保存(Save to 3DEXPERIENCE)ダイアログ ボックス

MySession のアクション バーで使用可能なアクティブなウィンドウを保存(Save Active Window)および新規保存(Save as New)コマンドを使用して、3DEXPERIENCE Platform にファイルを保存できます。また、オブジェクトのショートカット メニューで使用可能な保存(Save)オプションを指定して保存(Save with Options)、および新規保存(Save as New)コマンドを使用して、ファイルを保存することもできます。

3DEXPERIENCE に保存(Save to 3DEXPERIENCE)ダイアログ ボックスには、保存操作で選択したファイルがリストされます。ファイルが別のユーザーによってロックされている場合、そのファイルをリビジョンに保存することはできません。(これは、最初の保存または新規リビジョンとしての保存には適用されません)。

CGR が生成されていなくても、データを保存できます。保存(Save)コマンドは、保存操作のすべての条件が満たされると直ちにアクティブになります。CGR の生成がバックグラウンドで続行されている間、進行状況表示バーには保存の進行状況が表示されます。

列名 説明
タイプ 対応するファイルのアイコンが表示されます。
ファイル名(File Name) ローカル ディスク上のファイル名。
SWTitle SOLIDWORKS の名前の変更(Rename)コマンドを使用して追加されるオブジェクトのタイトル名を表示します。表示名がない場合は、ファイル名が表示名として表示されます。

3DEXPERIENCE Platform にまだ保存されていない新規オブジェクトの場合は、そのタイトルを変更できます。設定(Settings)ページでビジネス ロジックを使用して物理プロダクトのタイトルを定義します(Use Business Logic to define Physical Product Title)オプションおよび自動命名(Auto-Name)オプションが無効になっている場合、タイトルは編集可能です。

保存 このチェック ボックスを選択して、オブジェクトを保存します。
ステータス(Status) オブジェクトのステータスは、次のいずれかになります。ステータスに基づいて、保存操作が有効または無効になります。
  • 新規/変更(New/ Modified): ファイルを保存する準備ができています。
  • 変更なし(Not Modified): このファイルは変更されていません。
    ファイルが変更されていなくても、新規リビジョン(New Revision)チェックボックスが選択されている場合、保存(Save)チェック ボックスが有効になります。この場合、ファイルは保存操作の対象になります。
  • 警告/エラー(Warning/ Error): ファイルの次の警告またはエラー ステータスのいずれかに基づいて、保存操作が進行します。
    • : 警告を示し、保存プロセスをブロックしません。
    • : エラーを示し、保存プロセスをブロックします。
1 つのオブジェクトに複数のステータス メッセージが関連付けられている場合は、その特定のオブジェクトのステータス列にメッセージの総数が表示されます。これらのメッセージは重大度の昇順にリストされ、ツールチップ メッセージとして表示されます。
さまざまなエラーや警告については、以下のテーブルを参照してください。
ブックマーク それぞれのオブジェクトに割り当てられたブックマークを表示します。次のいずれかの場合、ブックマーク(Bookmark)列は空です。
  • オブジェクトが 3DEXPERIENCE Platform に保存されていない。
  • オブジェクトの新しいリビジョンが保存(Save)ダイアログ ボックスで選択されている。
  • ブックマークが割り当てられていない。
ツールチップの表示スタイルは、ブックマークの分類に応じて異なります。
  • ブックマークが既に分類されている場合は、列およびツールチップが通常のテキストで表示されます。
  • 複数のブックマークが既に分類されている場合、ブックマークはツールチップにアルファベット順に、通常のテキストで表示されます。最初にリストされたブックマークには、名前に 3 つのドットが追加されます。たとえば、bookmark1....
  • ブックマークがないオブジェクトに新しいブックマークが割り当てられた場合、列とツールチップにブックマークが太字で表示されます。
  • 複数のブックマークがすでに分類されているオブジェクトの場合は、割り当てられた新しいブックマークは太字で表示され、名前に 3 つのドットが追加されます。たとえば、bookmark1.... ツールチップでは、新しいブックマークが上部に太字で表示され、既存のブックマークはその下に通常のテキストでアルファベット順に表示されます。
リビジョン(Revision) SOLIDWORKS で開いている 3DEXPERIENCE Platform のリビジョン。
新規リビジョン 新しいリビジョンを作成するには、このチェック ボックスを選択します(最初の保存では使用できません)。
リビジョン コメント オブジェクトに追加されたレビジョン コメントを表示します。オブジェクトの保存(Save)または新規リビジョン(New Revision)チェック ボックスが選択されている場合、リビジョン コメント(Revision Comment)フィールドは編集可能です。リビジョン コメント セルをダブルクリックすると、そのリビジョン コメントの編集オプションが有効になります。ショートカット メニューには、次の 2 つのオプションがあります。
  • リビジョン コメントをコピー(Copy Revision Comment): 特定の行のリビジョン コメントをコピーします。
  • リビジョン コメントを貼り付け(Paste Revision Comment): コピーされたリビジョン コメントを 1 つまたは複数の行に貼り付けます。
リビジョン コメントは、オブジェクトのプロパティ ページからも編集できます。
  • オブジェクトが複数の物理プロダクトに関連付けられている場合、リビジョン コメント(Revision Comment)列に、オブジェクトが属するファミリーのリビジョン コメントが表示されます。
  • 仮想構成部品は親オブジェクトに追加されたリビジョン コメントを受信しますが、リビジョン コメント(Revision Comment)列には表示されません。また、このフィールドは編集できません。
  • モノ コンフィギュレーション オブジェクトの場合、リビジョン コメント(Revision Comment)列には、物理プロダクトのリビジョン コメントが表示されます。
  • 構造内に新しいコンフィギュレーションが作成された場合、ファミリー オブジェクトのリビジョン コメントがこれらのコンフィギュレーションに適用されます。
完成度状態 ファミリーのライフサイクル ステート。例: 作業中(In Work)、フリーズ(Frozen)。
コラボレーション スペース オブジェクトが属する、または属することになるコラボレーション スペースの名前を表示します。共通のコラボレーション スペースに属している組織が複数ある場合は、コラボレーション スペースと共に組織の名前も表示されます。
ロック ステータス 3DEXPERIENCE Platform 内の対応するファミリーをロックしたユーザーの名字と名前を表示します。
オーナー 3DEXPERIENCE Platform 内のファイルを担当するユーザー。
説明 3DEXPERIENCE Platform に存在する説明情報を表示します。
プロパティ(Properties)から説明属性を変更した場合、更新された説明は 3DEXPERIENCE Platform にオブジェクトを保存したときにのみ表示されます。
Creation Date 3DEXPERIENCE Platform の作成日。
変更日 3DEXPERIENCE Platform の変更日。
CADフォーマット(UNC Format) オブジェクトの CAD フォーマットのステータス アイコンが表示されます。
CAD フォーマットを設定(Set CAD Format) このオプションを使用すると、3DEXPERIENCE Platform アセンブリの CAD フォーマット(CAD Format)を設定できます。CAD フォーマットを設定(Set CAD Format)オプションを選択すると、そのオブジェクトの新規リビジョン(New Revision)オプションがアクティブ化されます。CAD フォーマットをキャンセルまたは変更するには、CAD フォーマットを設定(Set CAD Format)オプションまたは新規リビジョン(New Revision)オプションをクリアします。
名前 サーバーによって計算された自動数値文字列。
タイトル ファミリーの名前(ファイル拡張子なし)。
プロパティ(Properties)からタイトル属性を変更した場合、更新されたタイトルは 3DEXPERIENCE Platform にオブジェクトを保存したときにのみ表示されます。
表 1. 警告メッセージとエラー メッセージ
警告/エラー 説明
参照ファイルが見つかりません(Referenced file not found) この警告は、プラットフォーム管理(Platform Management) ウィジェットの設定(Settings)ページにあるリファレンスが欠落した状態でファイルを保存 (Save files with missing references)オプションと結びつけられています。これは、対応するプロダクト構成に欠落している参照がある場合に表示されます。欠落している参照は最初の保存では無視されますが、その後保存がブロックされます。ブロックされた条件には、欠落している参照(Missing References)エラーが表示されます。ツールチップの詳細なエラーの説明を使用して、保存プロセスのブロックを解除できます。
マテリアルが見つかりません(Material not found) 適用されたマテリアルが 3DEXPERIENCE Platform で見つかりません。
ロックが必要です(Lock required) ファイルは更新されていますが、保存のためのロックがされていません。ファイルをロックして変更を保存します。
保存のために選択されていません(Not selected for save) ファイルは変更されていますが、保存のために選択されていません。変更を保存するファイルを選択します。
互換性のないプロパティ値です(Incompatible property value) この警告は、SOLIDWORKS プロパティの値が 3DEXPERIENCE Platform の属性定義と一致しない場合に表示されます。警告をクリックすると、問題の説明がすべて表示されます。
警告付きで保存すると、非準拠の SOLIDWORKS プロパティはサーバーに伝播されません。
SW タイトルが一意ではありません(SW Title not unique) ファイル タイトルが一意でなく、名前の変更が必要です。この警告は、プラットフォーム管理(Platform Management)ウィジェットの設定(Settings)ページでファイル タイトルの一意性をチェック(Check file Title for uniqueness)オプションを選択した場合に表示されます。
末尾にスペースが検出されました(Trailing spaces detected) ファイル名の末尾にスペースが含まれています。
除外されたコンフィギュレーションが検出されました(Excluded configuration detected) ファイルは除外されたコンフィギュレーションを使用しています。
参照ファイルが見つかりません(Referenced file not found) このエラーは、プラットフォーム管理(Platform Management) ウィジェットの設定(Settings)ページにあるリファレンスが欠落した状態でファイルを保存 (Save files with missing references)オプションに関連付けられています。リファレンスが欠落した状態でファイルを保存 (Save files with missing references)オプションがオフの場合、ファイルは保存できません。保存のブロックを解除するには、リファレンスを更新するか、リファレンスへの関係を削除します。
互換性のないジオメトリが検出されました(Incompatible geometry detected) ファイルに SOLIDWORKS ジオメトリがなく、3DEXPERIENCE Platform に保存できません。
<ユーザー> によってロックされています(Locked by <user>) ファイルが変更され、他のユーザーによってロックされています。
アクション <user> によってロックされています(Locked by action <user>) ファイルはアクションに基づいた作業によってロックされているため、保存できません。
ファイルは非同期バッチ ユーティリティによって保存されています(File is being saved by the asynchronous batch utility) ファイルは非同期保存プロセスによって保存されています。詳細は、を参照してください。
現在のセキュリティ コンテキストは、新規ファイルの保存には無効です(Current security context is not valid for saving new files) 選択したコラボレーション スペースに書き込みアクセス権がありません。 コラボレーション スペース(Collaborative Space)リストから、書き込みアクセス権を持つコラボレーション スペースを選択します。
削除されたコンフィギュレーション(Deleted Configuration(s)) 構造にローカルで削除される物理プロダクトが含まれ、これらの物理プロダクトに 3DEXPERIENCE Platform 上の他のオブジェクトへの参照があります。オブジェクトの新規リビジョンを作成するか、壊れた参照を除去することで、保存操作が成功します。保存(Save)操作を続行すると、参照をチェック(Check References)をクリックして参照関係を表示および管理するよう求めるエラー メッセージが表示されます。 参照をチェック(Check References)オプションを選択 ると、Relations アプリケーションが開きます。
必須マッピング属性(Mandatory Mapped Attributes)オプションで選択したオプションに基づいて、ステータス列には次のステータスが表示されます。
  • 必須属性が設定されていません: この警告は、必須属性に適切な値が定義されていない場合に表示されます。保存プロセスはこの警告でブロックされません。
  • 必要なプロパティが設定されていません: このエラーは、必須属性に適切な値が定義されていない場合に表示されます。保存プロセスはこのエラーでブロックされます。

ビューとフィルター

次の 2 つのビュー オプションを利用できます。フラット ビュー(Flat View)フォルダ構成の表示(Nested View)
  • フラット ビュー(Flat View): これはデフォルトのビューで、すべてのオブジェクトは左揃えされ、展開されたフォームで表示されます。
  • フォルダ構成の表示(Nested View): このビューでは、オブジェクトはインデントされ、展開または折りたたみのコントロールがあります。
オブジェクトをソートするには、任意の列の列ヘッダーをクリックします。一度にソートできるのは、1 つの列のみです。フォルダ構成の表示では、次の点に注意してください。
  • フィルターがフォルダ構成の表示に適用されると、フィルターに一致する各行およびすべての親行が表示されます。フィルターされた行と親の行を区別するために、フィルターされた行のテキストは斜体のテキスト フォーマットに変更されます。
  • ソートは、各階層レベル内で行われます。
次の表は、さまざまなフィルター オプションを示しています。一度に適用できるフィルター オプションは 1 つだけです。
フィルター オプション 説明
すべてのファイル 構造のすべてのファイルを表示します。
新規(New) ステータスが新規(New)の構造のファイルのみを表示します。
変更(Modified) ステータスが変更(Modified)の構造のファイルのみを表示します。
警告またはエラー(Warning or Error) すべての種類の警告またはエラーのステータスの構造のファイルのみを表示します。

アクション

アクション/コマンド名 説明
ブックマークを選択 ブックマークを選択し、次のいずれかを選択します。
  • ブックマークを選択(Select Bookmark): ブックマーク セレクターからブックマークを選択または作成できます。
  • 最近のアクセスから選択(Select From Recent): 最近アクセスしたブックマークのリストを表示します。ブックマークを選択(Select Bookmark)ダイアログ ボックスからブックマークを選択するたびに、ブックマークが最近のリストに追加されます。最近のアクセスから選択(Select From Recent)オプションでは、ブックマークが 10 個のみ表示されます。10 個のブックマークの後続は、リストから最後のブックマークが除去され、次のブックマークがリストの一番上に追加されます。
    • 最近のリストに表示されているブックマークが存在しない場合は、保存操作が実行された場合のみエラー メッセージが表示されます。この場合、保存は失敗し、ブックマークは最近のリストから除去されます。
    • ブックマークの名前が変更された場合、更新されたブックマーク名は最近のリストに表示されず、保存操作もブロックされません。
  • 選択を消去(Clear Selected): 選択したオブジェクトのブックマークを除去します。
  • すべてクリア(Clear all): すべてのオブジェクトのブックマークを除去します。
コラボレーション スペース リストから、オブジェクトを保存する必要があるコラボレーション スペース(Collaborative Space)を選択します。共通のコラボレーション スペースに属している組織が複数存在する場合は、コラボレーション スペースと共に組織の名前が表示されます。選択したコラボレーション スペースに書き込みアクセス権がない場合、保存操作はブロックされます。
  • このリストは、保存操作の一部である新規オブジェクトがある場合にのみ表示されます。
  • このオプションは、ユーザーが異なるコラボレーション スペースにアクセスできる場合にのみ有効になります。
エクスポート(Export) 情報を CSV ファイルにエクスポートします。
保存後にファイルをロック解除(Unlock files after saving) このチェック ボックスを選択すると、保存操作後に、変更されたロック済みオブジェクトが MySession でロック解除されます。
保存後にファイルをロック解除(Unlock files after saving)を選択して保存すると、保存(save)ダイアログ ボックスでステータスが OK のすべてのオブジェクトがロック解除されます。
全てロック 選択したオプションに基づいてオブジェクトをロックします。
  • 全てロック(Lock All): 保存操作の一環であるすべてのオブジェクトをロックします。
  • 選択アイテムをロック(Lock Selected): 選択したオブジェクトのみをロックし、他のオブジェクトはロック解除されたままにします。
すべてロック(Lock All)がデフォルトの選択です
保存 選択したすべての条件でファイルを保存します
キャンセル(Cancel) 保存操作をキャンセルします
ヘルプ 保存ダイアログのヘルプ ファイルを開きます。