以前のリリース版のチェック(Previous Release Check)ダイアログ ボックス

ドキュメントを以前のバージョンの SOLIDWORKS として保存する前に、次の説明手順に従って、互換性のないアイテムを手動で対処する必要があります。

互換性のないアイテムがあるドキュメントを以前のバージョンとして保存すると、以前のリリース版のチェック(Previous Release Check)ダイアログ ボックスが表示されます。

以前のリリース版として保存する前に、このダイアログ ボックスを使用して、手動で対処する必要がある互換性のないアイテムがあるかどうかを確認します。
任意の時点でこのダイアログボックスを開くには、 ツール(Tools) > 評価(Evaluate) > 以前のリリース版のチェック(Previous Release Check) をクリックします。
Item 説明
以前のリリース版(Previous Release) SOLIDWORKS ドキュメントの保存先となるリリース版を指定します。リリース版を切り替えると、リストが更新されます。
更新(Update) 互換性がないアイテム(Incompatible Items)リストを更新します。
互換性がないアイテム(Incompatible Items)タブ


選択した以前のバージョンと互換性のないアイテムが一覧表示されます。互換性のないアイテムを除去または編集すると、モデルの質量特性、サイズ、形状が変更されたり、モデルの動作が再構築されたりする場合があります。たとえば、板金境界ボックスのセンサーが SOLIDWORKS 2023 に追加されました。 板金境界ボックスのセンサーを持つ SOLIDWORKS 2024 モデルは SOLIDWORKS 2023 モデルとして保存できました。しかし、そのモデルを SOLIDWORKS 2022 に保存しようとする場合、板金境界ボックスのセンサーは SOLIDWORKS 2022 と互換性がないため、削除する必要があります。

ドキュメントを以前のバージョンの SOLIDWORKS として保存する前に、これらのアイテムを手動で対処する必要があります。場合によっては、互換性のないアイテムを削除する必要があります。また、フィーチャー オプションを変更することで、互換性のないアイテムに対処できる場合もあります。

互換性のないアイテムは、FeatureManager デザイン ツリーに最初に登場する順序で一覧表示されます。

他のアイテム(Other Items)タブ

選択した以前のバージョンではサポートされていない、または使用できない非フィーチャーベースのアイテムが一覧表示されます。保存プロセスが完了すると、これらのアイテムは自動的に変更または削除されます。

例:
  • アノテート アイテム(Annotations)
  • 外観、デカル、シーン、照明
  • ユーザー定義プロパティ
  • アドインをサポートするためにドキュメントに保存されたデータ
  • 分解ステップ