冷却パラメータ（Cool Parameters）PropertyManager

冷却パラメータ（Cool Parameters）PropertyManager では、冷却プロセスに適用されるプロセス パラメータを定義します。

冷却パラメータ（Cool Parameters）PropertyManager を開くには:

  • PlasticsManager でグローバル パラメータ（Global Parameters） を展開し、冷却（Cool） をダブルクリックします。
型開き時間

SOLIDWORKS Plastics では、この数量を使用して合計サイクルタイムを次のように計算します。

合計サイクル タイム（Total Cycle Time） = 冷却時間（Cooling Time）（冷却パラメータ（Cool Parameters）PropertyManager） + 型開き時間（Mold Open Time）。

これは、次のようになります。

合計サイクル タイム（Total Cycle Time） = 充填時間（Filling Time）（射出ユニットの設定 PropertyManager） PropertyManager） + 保圧時間（Pressure Holding Time） （射出ユニットの設定（Injection Unit Settings） PropertyManager） + 純粋冷却時間（Pure Cooling Time）（射出ユニットの設定 - 保圧（Injection Unit Settings - Pack） PropertyManager） + 型開き時間（Mold Open Time）

次のオプションは、冷却（Cool）解析を終了する条件を決定します。冷却時間を指定するか、熱可塑性材料に対する次の温度の突出基準に基づいて冷却ソルバに冷却時間を推定させることができます。

表 1. コントロール パラメータの指定
  冷却時間

合計冷却時間を、次のように秒単位で計算します。

冷却時間（Cooling Time） = 充填時間（Filling Time）（射出ユニットの設定（Injection Unit Settings） PropertyManager） + 保圧時間（Pressure Holding Time）（射出ユニットの設定 - 保圧（Injection Unit Settings - Pack）タブ PropertyManager） + 純粋冷却時間（Pure Cooling Time）（射出ユニットの設定 - 保圧（Injection Unit Settings - Pack）タブ PropertyManager）

冷却 シミュレーション ソルバーは、冷却時間（Cooling Time）を使用してモールド キャビティ内の樹脂材料の温度減少を計算します。

冷却時間（Cooling Time）を他のプロセス設定に影響を与えずに変更するには、射出ユニットの設定 - 保圧（Injection Unit Settings - Pack）タブ PropertyManager で純粋冷却時間（Pure Cooling Time）を編集します。
  突出可能温度（Ejection Temperature） 材料の突出可能温度を指定します。
  離形時の固化体積 %（Volume % frozen at ejection） 材料の突出可能温度を下回るまで冷却する必要がある金型体積の比率を指定します。デフォルト値は 90% です。

指定された金型体積比率が突出可能温度を下回ると、冷却解析は終了します。
  突出温度基準からランナーを除外（Exclude Runner from Ejection Temperature Criteria） スプルーとランナー セグメントの冷却状態を突出基準から除外します。

スプルーとランナー セグメントが完全に冷却される前に成形品を突き出すことで、製造時間全体を短縮するのが一般的です。
流量/冷媒温度プロファイル 冷却サイクル中の流量と冷媒温度の変化を指定できます。 冷却剤入力境界条件はこのデータを上書きします。

このオプションは、次に基づいてコントロールを指定（Specify control based on）オプションで冷却時間（Cooling Time）を選択すると使用できます。
  全リセット すべての設定をリセットします。

ソルバー設定（Solver Settings）

  オプション 詳細な冷却ソルバー設定（Advanced Cool Solver Settings）にアクセスできます。

ソルバー設定のデフォルト値をそのまま使用すると、広範なケースに対して最善の結果が得られます。 ほとんどの解析では、ソルバー設定を変更する必要はありません。