プログラムは、複数の疲労荷重からピークの組み合わせを考慮して、各節点の交番応力を計算します。 疲労荷重イベントは、1 つ以上の静解析スタディに関係するか、あるいは、非線形解析、または線形時刻歴動解析スタディの特定の解析ステップに関係します。
複数の荷重定義に基づく疲労イベントを設定するには、サイクル ピーク検索 (Find Cycle Peaks) (イベントの追加 (一定) PropertyManager (Add Event (Constant) PropertyManager)) を選択します。 最大 40 件の荷重定義を定義できます。
イベントを定義するために、スタディ A、B、C とスケール率 FA、FB、および FC を使って疲労荷重を指定したと仮定します。 代替応力とその節点における応力比を評価するために、プログラムは次の処理を実行します。
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SA*FA、SB*FB、および SC*FC を評価します。ここで、SA、SB、および SC は、それぞれ、スタディ A、B、C の節点における応力成分値を参照します。 プログラムは、各節点における SX、SY、SZ、TXY、TXZ、および TYZ の応力成分を計算します。
- 応力ピークの考えられるすべての組み合わせに対する応力成分値の違いを評価し、最大の応力変動を生成する組み合わせを決定します。
- 応力変動範囲を 2 で割って、イベントに関連する交番応力を評価します。
- 計算済みの応力極値(Sminと Smax)に基づいて応力比を計算します。
- 異なる応力比を持つ複数の S-N カーブを定義した場合、プログラムは計算済みの代替応力と応力比に適した周期数を算出するために線形補間を使用します。
- ゼロ平均を伴う単一のS-Nカーブが定義されており、平均応力補正法が選択されている場合は、プログラムでは補正された代替応力をS-Nカーブに対して適用します。