BOM エントリに表示されるサブアセンブリ全体のケーブル長の合計(2025 SP3)

複数のルーティング サブアセンブリで使用されている同一ケーブルの全長と質量を、部品表(BOM)で 1 行に表示できます。

メリット: 複数のハーネス サブアセンブリを含む大規模アセンブリでは、同一ケーブルが別々に表示されることがよくあり、BOM の読み取りや解析が困難になります。この機能強化により、SOLIDWORKS Routing ではサブアセンブリ間で同一のケーブルが自動的に検出され、それらの全長と質量が 1 行に結合します。

この動作は、次の BOM タイプに適用されます。
  • 部品のみの部品表(Parts Only BOM)

    以前は別々にリストされていたケーブルは、結合エントリとして合計値で表示されます。

  • インデントされた部品表(Indented BOM)

    一致構成部品の組み合わせ(Combine Identical Components)オプションを選択し、他のルート サブアセンブリのケーブル エントリを結合できます。選択した行は残り、全長と質量が表示されます。

  • 展開 BOM(Flattened BOM)

    複数のサブアセンブリの同一ケーブルが 1 行に結合され、合計値が表示されます。

トップレベルの BOM はこの変更の影響を受けません。
ワークフローの例:
  1. 同じケーブルを使用している複数のケーブル サブアセンブリでアセンブリを作成します。
  2. BOM テーブルを挿入し、部品のみ(Parts Only)インデント(Indented)展開(Flattened)などの BOM タイプを選択します。