熱量/エネルギー PropertyManager(Heat Power/Energy PropertyManager)

熱量/エネルギー PropertyManager は熱平衡状態計算で使われる熱量または熱エネルギーをリストします。 また、システムに入る、あるいはシステムから出る正味熱量または熱エネルギーもリストします。 熱エネルギーの表示は非定常熱スタディからのみ行えます。

この PropertyManager を表示するには:

熱伝導解析 Simulation スタディを作成します。 結果(Results) を右クリックし、熱量/エネルギーをリスト(List Heat Power/Energy)を選択します。

オプション(Options)

熱量(Heat Power)  
熱エネルギー(Heat Energy) 非定常熱スタディでのみ使用できます。
熱エネルギーは、熱量 - 時間カーブでその面積として計算されます。

選択アイテム(Selection)

単位(Unit) 熱量、または熱エネルギー単位を選択します。
面、エッジ、または頂点を選択して下さい(Select Faces, Edges or Vertices) 熱の流れをリストするために、面、ソリッドのエッジ、または頂点とシェルを選択します。
搭載部品(Components) 熱の流れをリストするために、アセンブリ全体、または構成部品を選択します。

解析ステップ(Solution Step)

これは非定常熱伝導解析でのみ使用することができます。

プロット ステップ(Plot Step)(開始時間) 結果をリストする解析時間ステップを設定します。
時間(Time) 選択されたソリューション ステップの時間ステップを秒で表示します。
プロット ステップ(Plot Step)(終了時間) 2つの解析ステップ間の熱エネルギー結果に使用します。 結果をリストする解析終了時間ステップを設定します。

結果

選択されたエンティティの熱量または熱エネルギーをリストします。 構成部品、部品、またはアセンブリを選択すると、構成部品のすべての面の熱量の合計が表示されます。

結果(Result)でエンティティを選択し、グラフィック領域にエンティティの結果の吹き出しを表示します。

サマリー

このプログラムは、すべての熱平衡状態計算を実行し、ボディのサーフェスの熱量(または熱エネルギー)をリストします。 ボディ内の内部体積発熱量は考慮されません。
熱量入力(Power In)、エネルギー入力(Energy In)   選択されたエンティティに流入する熱量または熱エネルギーをリストします。
熱量出力(Power Out)、エネルギー出力(Energy Out)   選択されたエンティティから流出する熱量または熱エネルギーをリストします。
正味熱量(Net Power)、正味エネルギー(Net Energy   選択されたエンティティおよびモデル全体の正味熱量または熱エネルギーをリストします。

熱量がマルチボディの部品に適用される場合、ソフトウェアはそれぞれのボディのために(ボディを通して流れている)正と負の(ボディから流れ出ている)熱量を追加します。 すべてのボディの中に、そして中から流れ出ている全体の熱量はモデル全体(Entire Model)の下にリストされます。

定常熱解析の場合、正味熱量の流れはモデル全体でゼロです。

正の正味熱エネルギーは熱利得、負の正味熱エネルギーは熱損失を示します。

応答グラフ 選択エンティティおよびモデル全体の熱量結果と時間の 2D プロットを作成します。 流入熱量、流出熱量、および正味熱量の値の時刻歴グラフをプロットできます。

レポート オプション(Report Options)

ファイルへ保存(Save to file) 結果のリストを Excel スプレッドシート(*.csv)またはプレーン テキスト ファイル(*.txt)に保存します。
クリックボードへコピー(Copy to Clipboard) 表示された結果をクリップボードにコピーします。 コピーしたデータを Microsoft Word または Excel ドキュメントに貼り付けることができます。