抑制(Suppressed)

抑制(Suppressed)を用いて、構成部品をアセンブリから削除することなく一時的に取り除くことができます。SOLIDWORKS は構成部品をメモリにロードせず、構成部品はアセンブリの機能的な要素になりありません。抑制された構成部品は見ることができませんし、そのエンティティはどれも選択することができません。

抑制された構成部品をメモリから除去すると、読み込み速度、再構築速度、および表示パフォーマンスが向上します。 複雑さが低減され、残りの構成部品の評価実行速度は速くなります。

ただし、抑制された構成部品を含む合致関係が抑制されます。 結果として、アセンブリ内の構成部品の位置は定義不足になる可能性があります。 抑制された構成部品を参照する参照関係使用フィーチャーは影響される場合があります。 抑制された構成部品を完全に解除済み状態に復元する時に、矛盾が発生する可能性があります。 したがって、抑制状態は注意して使用する必要があります。

不明な構成部品は抑制されます。見つからない構成部品を含むアセンブリを開くと、これらの構成部品を抑制するプロンプトが表示されます。参照されているファイルの場所をチェックすると、欠落している抑制された構成部品を判別できます。モデルを開いた状態で、 ファイル(File) > 参照先検索(Find References) の順にクリックします。検出できなかった構成部品については、ダイアログ ボックスのフォルダ内(In Folder)に、ファイルが見つかりません(File not found)と表示されます。