熱硬化性材料

熱硬化性材料のユーザー インターフェイス パラメータの更新によって操作性が向上し、ソルバの更新により、充填、保圧、反りシミュレーションの精度が向上しています。

シミュレーションでは、繊維充填熱硬化材料の方向効果が考慮され、解の精度を向上させています。

次の表に、名前が変更されたユーザー インターフェイス パラメータ、および追加された 1 つの新しいパラメータをリストします。
熱硬化性材料パラメータ - SOLIDWORKS Plastics 2025 熱硬化性材料パラメータ - SOLIDWORKS Plastics 2026
リアクティブ コントロール タイプ(Reactive Control Type)
  • 変換(Conversion)
  • 時間(Time)
熱硬化性材料離型基準(Thermoset Material Ejection Criteria)
  • 硬化ベース(Curing-based)では、材料が指定された目標硬化度に達するまで硬化シミュレーションを続行するようにソルバは指示され、硬化時間を判断する推量作業がなくなります。
  • 時間ベース(Time-based)では、ソルバが熱硬化シミュレーションを完了する硬化時間を特定して設定します。シミュレーションを実行した後、結果を確認してモデル全体で達成された硬化率を判定し、硬化時間を調整してプロセスを短縮または延長できます。
離型時変換率(Ejection Conversion %) 離型時の材料の目標硬化度(Material’s Target Curing Level at Ejection)では、熱硬化性材料がゲル化点、つまり粘度が無限になって流動性を失う点に到達したときの硬化率を設定します。このレベルを超えた硬化は有益ではなく、製造サイクル時間が長引くだけです。この特性は材料の本質的な特性で、通常材料メーカーが提供する特性によって決定されます。
  新しいパラメータ: 離型時の目標硬化度を上回る体積率(Volume % Above Target Curing Level at Ejection)では、離型ポイントを決定する体積率のしきい値を設定します。デフォルト設定は 90% で、プラスチック体積の 90% が目標の硬化度に達すると、部品は離型されます
熱硬化材料に関する結果 - SOLIDWORKS Plastics 2025 熱硬化材料に関する結果 - SOLIDWORKS Plastics 2026
  1. 充填終了時の硬化時間(Curing Time at End of Fill)
  2. 充填終了時の材料反応性化成(Material Reactive Conversion at End of Fill)
  3. 充填後処理終了時の硬化時間(Curing Time at Post-Filling End)
  4. 充填後処理終了時の材料反応性化成(Material Reactive Conversion at Post-Filling End)
  1. 硬化度への到達時間(Time to Reach Curing Level)
  2. 充填終了時の材料硬化度(Material's Curing Level at End of Fill)
  3. 硬化度への到達時間(Time to Reach Curing Level)
  4. 離型時の材料硬化度(Material's Curing Level at Ejection)