ドキュメント プロパティ - 単位(Document Properties - Units)

ドキュメント レベルの単位プロパティを指定します。すべてのドキュメント タイプで利用できます。

このページを開くには:

ドキュメントを開き、次のいずれかを実行します:

  • ステータス バーで、単位系をクリックし、ドキュメント単位編集をクリックします。
  • オプション (標準ツールバー) をクリックします。 ドキュメント プロパティ タブで、単位 を選択します。
オングストローム、ナノメートル、ミル、マイクロインチなどの小さい単位を使用する場合は、それらの単位を使用するドキュメントのベースとしてテンプレート (templates) を作成すると便利です。 テンプレートには、以下のような設定を含めることができます。
  • グリッド間隔
  • 破断寸法補助線の間隔と/折れ線の長さ
  • オフセット距離寸法
  • 注記の水平折り曲げ線の長さ
  • バルーンの水平折り曲げ線の長さ
  • 矢印サイズ
  • テキスト スケールと常時テキストを同一サイズで表示
  • 材料の密度

ドキュメントをテンプレートとして保存するには:

  1. ファイル (File) > 指定保存 (Save As)をクリックします。
  2. お使いの SOLIDWORKS テンプレートの場所に移動します。

    デフォルトの場所は、C:\ProgramData\SOLIDWORKS\SOLIDWORKS version\templates\ です。

  3. 保存するタイプ(Save as type)で、お使いのドキュメントに適切なテンプレート タイプを選択します。

    たとえば、部品の場合は、部品テンプレート(*.prtdot)(Part Templates (*.prtdot))を選択します。

  4. 保存(Save)をクリックします。

単位系(Unit system)

標準システムにドキュメント レベルの単位および精度を設定するか、またはユーザーが単位を変更できるようにします。

標準システムは次のとおりです:
  • MKS (m、kg、秒)
  • CGS (cm、g、秒)
  • MMGS (mm、g、秒)
  • IPS (インチ、ポンド、秒)

ユーザー定義(Custom)をクリックし、テーブルで単位を変更します。

ドキュメント プロパティ - 単位を開かなくても単位系を変更できます。ステータス バーで、単位系をクリックし、単位系をクリックします。

基本単位

ドキュメント レベルの寸法単位を表示します。
  • 長さ (Length)
    単位 小数 分数(F) 詳細

    使用する 単位系 を選択します。

    選択に従って、2桁から8桁の小数位数を表示します。 なし (None)小数点は表示されません。

    分母の整数を 2 から 256 で表示します。

    インチ、ミル、マイクロインチあるいはフィートとインチの場合のみです。

    端数の切り上げ

    小数の端数を分数表示のために切り上げます。

    2'4" から 2'-4" フォーマットへ変換

    フィート インチ フォーマットからインポートすると、フィート-インチ を表示します。

  • 代替単位の長さ
    単位 小数 分数(F) 詳細
    リストをクリックして変更します。

    選択に従って、2桁から8桁の小数位数を表示します。 なし (None)小数点は表示されません。

    分母の整数を 2 から 256 で表示します。

    インチ、ミル、マイクロインチあるいはフィートとインチの場合のみです。

    端数の切り上げ

    小数の端数を分数表示のために切り上げます。

    2'4" から 2'-4" フォーマットへ変換

    フィート インチ フォーマットからインポートすると、フィート-インチ を表示します。

  • 角度
    単位 小数 分数(F) 詳細
    リストをクリックして変更します。

    度 か ラジアン のみ。

    選択に従って、2桁から8桁の小数位数を表示します。 なし (None)小数点は表示されません。

       

基本的な単位系の例(9Basic Unit Examples)

小数点 インチ
分数 インチ
2'4" から 2'-4" フォーマットへ変換
代替単位の長さ
度/分/秒
ラジアン

質量特性と断面/平面特性

単位系選択(Unit system selection)に従って、質量特性(Mass Properties) PropertyManager あるいは単位系選択(Section Properties) PropertyManager に表示される、長さ、質量、密度のドキュメント レベルの単位と小数位数を表示します。 また、これらのプロパティは SimulationXpress で使用される単位系も指定します。

単位を変更するには、単位系(Unit system)でユーザー定義(Custom)を選択します。

タイプ 単位 小数
長さ 容積、表面積、重心など、長さに依存する質量あるいは断面プロパティで使用される長さ単位です。例えば、長さ(Length)が インチ の場合、表面積の単位は平方インチになります。

選択に従って、2桁から8桁の小数位数を表示します。なし(None)小数点は表示されません。

質量(Mass) 密度など、長さに依存する質量あるいは断面プロパティで使用される質量単位です。
単位毎の容積 密度の表記に使用される容積単位です。

例えば、質量(Mass)が g で単位毎の容積(Per Unit Volume)が立方センチメータの場合、密度の表記単位は1立方メートル当たりのグラムになります。

モーション単位(アセンブリのみ)(Motion Units (Assemblies Only))

単位系選択(Unit system selection)に従って、モーション スタディの結果とフィーチャーで使用される時間、荷重、電力、エネルギーのドキュメント レベルの単位を表示します。

小数

選択に従って、2桁から8桁の小数位数を表示します。なし(None)小数点は表示されません。

小数の端数処理

寸法の小数の端数処理を管理できます。

端数処理オプションは次のとおりです:

四捨五入

前の桁が 5 以上の場合は切り上げます。 たとえば、46.15 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.2 になります。

五捨六入

前の桁が 5 以下の場合は切り捨てます。 たとえば、46.15 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.1 になります。

偶捨奇入

端数処理の対象となる桁が 5 の場合に適用されます。 前の桁が偶数の場合はそのままにします。 たとえば、46.25 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.2 になります。前の桁が奇数の場合、桁を次の偶数の数に切り上げます。 この手法は、「銀行丸め」とも言います。 たとえば、46.15 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.2 になります。

端数切り捨て

桁を丸めずに切り捨てます。 たとえば、46.19 を小数点以下 1 桁に処理する場合は、46.1 になります。

端数処理を寸法のみに適用

(部品とアセンブリのみ)。 選択すると、関係式から派生する寸法を含む寸法とその公差にのみ、端数処理のルールが適用されます。 選択解除すると、ダイアログ ボックス(質量特性など)を含む端数処理が発生するすべての場所で、端数処理のルールが適用されます。