ドキュメント プロパティ - DimXpert(Document Properties - DimXpert)

これらのオプションは、公差を含んでいない寸法上で DimXpert が、ブロック公差、普通公差、普通ブロック公差を使うかどうかを定義します。 部品の場合のみ有効です。

DimXpert オプションを設定するには:

ツール > オプション > ドキュメント プロパティ > DimXpert をクリックします。

方法

ブロック公差(Block Tolerance) 一般的にインチ単位での公差指定で使用されます。 公差はそれぞれの寸法の精度に基づいています、したがって小数位数を指定しなくてはなりません。 ツール (Tools) > オプション (Options) > ドキュメントプロパティ (Document Properties) > 寸法 (Dimensions) で、小数点の後のゼロ表示標準 に設定します。
普通公差 一般的に ISO 図面規格で標準のメートル単位での公差指定に使用されます。 普通公差は、ISO 2768-1 の個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差に基づいています。 また、普通公差(General Tolerance)を使用すれば、特定の設計要件の公差もカスタマイズできます。
普通ブロック公差 メートル単位での公差指定に使用されますが、インチ単位でも使用されることがあります。 公差は一般的に表題欄か注記に表示し、公差を設定していない、すべての寸法に適用されます。 普通ブロック公差の値は、ユーザー定義プロパティでサポートされます。

ブロック公差(Block tolerance)

長さ単位寸法 3 つのブロック公差のそれぞれに小数位数と公差値の数値を設定します。 DimXpert は対称のプラスマイナス公差の(Value)を適用します。
角度単位寸法 すべての角度寸法、円錐や皿穴、そして2つのフィーチャー間の角度を含め、使用する公差値を設定します。DimXpert は対称のプラスマイナスの公差として公差(Tolerance)値を適用します。

普通公差(General tolerance)

公差等級 (Tolerance class) 個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する ISO 2768-1 の公差、または指定したユーザー定義公差に基づいて、部品の公差等級を設定します。
  • 細かい
  • 中級
  • 粗級
  • 極粗級
  • ユーザー定義1(Custom1)。ユーザー定義の普通公差ファイル(general tolerances.xlsx)で指定した公差を使用します。
  • ユーザー定義2(Custom2)。ユーザー定義の普通公差ファイル(general tolerances.xlsx)で指定した公差を使用します。
ユーザー定義1(Custom1)およびユーザー定義2(Custom2)の詳細については、DimXpert でカスタマイズ可能な普通公差を参照してください。
ユーザー定義をロード(Load Custom) ユーザー定義1(Custom1)またはユーザー定義2(Custom2)が選択されている場合に利用できます。) ユーザー定義の普通公差ファイルから値をロードします。
  • 最初にユーザー定義1(Custom1)またはユーザー定義2(Custom2)を選択した場合は、ユーザー定義をロード(Load Custom)をクリックします。
  • 後で、普通公差ファイルを変更する場合、またはファイル位置を変更する場合には、このダイアログ ボックスに戻って、ユーザー定義をロード(Load Custom)を再度クリックします。
次からユーザー定義テーブルを読み込み (読み取り専用。 ユーザー定義1(Custom1)またはユーザー定義2(Custom2)が選択されている場合に表示されます。) ユーザー定義の普通公差ファイルへのパスを表示します。
ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > ファイルの場所(File Locations) および次のフォルダを表示(Show folders for)でファイルの場所を設定し、DimXpert 普通公差ファイル(DimXpert General Tolerance File).を選択します。

普通ブロック公差

長さ公差 指定すると、この公差値は、長さ寸法、ラジアル寸法、直径寸法などのすべての直線寸法(角度以外のすべての寸法)に適用されます。
角度公差 指定すると、この公差は、2 つのサーフェス間の角度寸法、円錐角度寸法、面取り角度寸法など、すべての角度寸法に適用されます。