熱伝導解析の実行(Performing Thermal Analysis)
熱伝導解析を実行するには、次の操作を行います:
熱伝導解析スタディを作成します。 Simulation studyツリーで最上位のアイコンを右クリックし、スタディ(Study)を選択することによりスタディ(Study)ダイアログにアクセスします。 スタディのプロパティを定義し、スタディのタイプ(定常または非定常)、SolidWorks Flow Simulation との連携、およびソルバを設定します。
固体およびシェルそれぞれの材料を定義します。 固体またはシェルに材料を定義するには、Simulation スタディ ツリー で対応するアイコンを右クリックし設定/編集 材料特性(Apply/Edit Material)を選択します。 熱伝導率(KX)を定義する必要があります。 非定常解析では質量密度、比熱が必要です。 該当する場合には、温度依存プロパティを指定します。
熱荷重/拘束条件を定義します。 温度、対流、熱流束、熱量、および輻射の定義が可能です。 熱荷重および拘束のサマリーについては、ここをクリックしてください。 非定常スタディに対しては、熱荷重および拘束を時間関数で指定します。
面、エッジ、頂点に温度荷重を与えることができます。 熱エネルギーは、熱流束、面発熱または体積発熱として指定します。 対流および輻射は境界条件として適用されます。 対流を指定する時は、熱伝達係数、流体または気体の環境温度を入力する必要があります。 同様に、輻射の場合は、放射率と周辺温度を指定する必要があります。 ステファン ボルツマン定数は、自動的に定義されます。
非定常解析スタディの場合は、サーモスタットを定義できます。
アセンブリおよびマルチボディ部品については、必ず、適切な接触設定を定義してください。 接触条件は接触領域を介した熱の流れに影響を与えます。 接触面間で熱接触抵抗を定義できます。
モデルのメッシュを作成して、スタディを実行します。 スタディを実行する前には、結果オプション(Result Options)によりプロットの自動生成を指示することが可能です。
メッシュ作成前にスタディを実行しようとすると、その実行前にメッシュ作成が自動で行われます。 スタディの実行は、メッシュ作成終了後、解析を実行(Run analysis after meshing)(メッシュ PropertyManager)をチェックすることによっても行えます。
結果表示:
プロットを表示するには、アイコンをダブル クリックします。
新しいプロットを定義するには、結果(Results)フォルダを右クリックして熱伝導プロット定義(Define Thermal Plot)を選んでください。 温度、温度勾配、および熱流束をプロットすることが可能です。
結果を表示するには、結果(Results)フォルダを右クリックして熱伝導リスト表示(List Thermal)を選んでください。
レポートを生成するには、レポート(Report)フォルダーを右クリックし定義(Define)を選択します。
非定常スタディでは、問い合わせツールを使用して結果をグラフに表示できます。
結果フォルダーのないスタディを実行すると、ソフトウェアによってフォルダーが作成され、スタディ タイプの結果オプション(Result Options)の指定に沿ってプロットされます。 結果フォルダーが既にある場合は、ソフトウェアは既存のプロットを更新します。
熱伝導解析スタディの結果表示についてのより詳細な説明はここをクリックしてください。